RFID solutions
CASE STUDY
大手建設メーカー様向け
ダムの工事現場というシビアな環境での実証実験。金属対応のRFタグと耐久性に優れた埋設アンテナとを用いて実現しました。
POINT1 システムの仕組み
工事現場へのダンプカーの入退時刻を、RFIDを利用して自動記録するシステムです。ダンプカーのバンパーの下側にRFタグを取り付け、工事現場の出入口に埋設したアンテナにてそのタグを読み取り、どの車両がいつ入場/退場したのかを記録していきます。蓄積された入退場情報は、ダンプカーの稼動実績データとして基幹システムへ送られます。
POINT2 金属対応RFタグ
ダンプカーはいわば「大きな金属の塊」です。普通のRFタグでは金属の影響により、読み取り性能が著しく低下するため、金属対応のRFタグを使用しました。左の写真は、ダンプカーのバンパーの下側にRFタグを両面テープで仮止めしたもので、実際の取り付けでは、RFタグが走行中に落下したり、振動により破損したりしないよう、工夫した形で取り付けていただきました。
POINT3 高耐久性能 埋設アンテナ
シビアな環境でも安定稼動するよう、土埃や泥にも耐えうる屋外対応の埋設アンテナを使用しました。左の写真は埋設工事前の状態もので、実際の現場設置では、周囲にコンクリートを流し込み、埋設・固定していただきました。
POINT4 実稼働環境に合わせたシステム調整
ダンプカーにRFタグを仮止めし、実稼働環境で最大限の検出感度が得られるよう、リーダライタやシステムの調整を行いました。