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第1回 roboflow:ワークスペースとプロジェクトの作成(2/2)
こんにちは、システムズナカシマの松浦です。

今回は、「#1 roboflow:ワークスペースとプロジェクトの作成」の後編になります。主にプロジェクトの作成について説明します。
前回の「#1 roboflow:ワークスペースとプロジェクトの作成」をご覧になっていない方は、まずこちらをご確認ください。
また、roboflowで何ができるか、概要を知りたい方は「はじめてのroboflow」の記事をご参照ください。


プロジェクトとは?
物体検出のモデル・画像分類のモデルなどAIモデル単位に「プロジェクト」を作成します。
画面左メニューにある「Projects」を選択します。

roboflow プロジェクト

画面の中央に「New Projects」ボタンが表示されるので押下します。

roboflow New Projects

プロジェクトの作成
roboflowでは以下の画像系のAIモデルを構築することができます。主流の画像系AIモデルは、全て対応できてますね。
モデル 区分 説明
Object Detection 物体検出 画像内の対象物の種類と位置を認識する 画像内から犬を検出
Single-Label Classification シングルラベル画像分類 対象の画像に一つのラベルを付け識別する 良品写真 or 不良品写真
Multi-Label Classification マルチラベル画像分類 対象の画像に複数のラベルを付け識別する 画像に犬と猫が写っていることを識別
Instance Segmentation インスタンスセグメンテーション 画像内に映っている対象物を種類毎に個別に認識し領域を抽出する 自動運転などで車・人を個体毎に識別
Keypoint Detection キーポイント検出 画像内に映っている対象物の向きを識別する 骨格検知、顔の向きの検知
Multimodal マルチモーダル 画像を表現する区分・内容を定義し画像からテキストを生成する 画像からテキストを生成し、画像の説明等を行う
今回は、画像の中からお寿司を検出する物体検出モデルを作る場合を例に説明します。

・Project Name:プロジェクトを識別するための「名称」を入力します。例)Sushi-finder(寿司検出)
・Visibility:プロジェクトのデータをRoboflow universeで共有するか、プライベートな環境で管理するかを選択します。基本的に「Private」を選択します。
・Annotation Group:アノテーションする対象が何かを設定します。今後、複数のプロジェクトをマージする場合に利用されます。例)Sushi

以下のように情報を入力し、「Object Detection」を選択し「Create Private Project」ボタンを押下し、プロジェクトを作成します。

roboflow Create Private Project

以上で、データをアップロードする準備ができました。基本的に新しくモデルを構築する際はこの作業を行うので是非覚えておいてください。
最後に
次回の記事でアノテーションを行うための、第2回:データのアップロードについて説明したいと思います。
システムズナカシマでは、roboflowに関する個別相談・無料デモを行っております。是非お気軽にご相談ください。

■関連記事
はじめてのroboflow
第1回:ワークスペースとプロジェクトの作成(1/2)(2/2)
第2回:データのアップロード
第3回 roboflow:アノテーション(1/2)(2/2)
第4回 roboflow:データ増強(オーグメンテーション)
第5回 roboflow:学習
第6回 roboflow:推論結果の確認
アノテーション・AI学習データ(教師データ)作成・AIモデル構築ツール「roboflow」

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