roboflowは、AI開発を進める上で必要となる機能を全て搭載したAI開発プラットフォームです。AI開発を行ったことが無い方でも簡単に短期間でAIを構築できます。
学習用のデータアップロードからデータ整理、ラベリング、アノテーション、AI学習データ(教師データ)作成、学習データ増強(水増し、オーグメンテーション)、AIモデル学習、AIモデル構築、検証、AIモデル配置、組み込み、アクティブラーニングまで一連で行えます。roboflowは、カメラで撮影した画像や動画を画像処理し、物体認識、検出、セグメンテーションなどのコンピュータビジョンを得意としています。roboflowを利用すれば、ラベリングやアノテーションなどの作業を行う大規模な機械学習の開発チームを必要としません。優れたAIモデルを短期間で開発することでき、AI開発に掛かる時間やコストを大幅に削減することができます。
roboflowは、AI開発を行う際に業務担当、データサイエンティスト、MLエンジニア(機械学習エンジニア)が個々に行ってきたデータ集収やラベリング、アノテーション、AI学習データ作成、AIモデル構築、評価などの一連の作業をまとめて行えます。roboflowを利用することで、各担当の負担を大幅に削減することができ、組織が抱える固有の課題解決に注力することが出来ます。
開発者に必要な機能が全て備わったroboflowを利用すれば、効率的かつ短期間・低コストで画像認識技術を用いたAI(コンピュータビジョンソリューション)を開発することができます。AI開発の知識が無い方でも一連の流れでAI構築が可能です。
roboflowは、AIの認識精度を高めるためにAIモデルを自動的に向上させるアクティブラーニングの一連の流れを構築することが可能です。アクティブラーニングにより、より少ない画像で優れたAIシステム(コンピュータビジョンソリューション)を構築することを可能にします。これにより、期待した結果を得るまでの時間を短縮し、AI開発に掛かるリソースを最適化することができます。学習データのアップロードから自動アノテーション、AI学習データ作成、AIモデル構築まで一連の機能により、数週間で正確なAIソリューションを構築することができます。roboflowを利用することで、AIモデルを継続的に改善することができます。
コンピュータービジョンは、コンピューターが画像やビデオ内の物体や人物を識別および理解できるようにすることに焦点を置いたコンピューターサイエンスの分野です。他の種類のAIと同様に、コンピューター ビジョンでは、人間の能力を再現するタスクを実行および自動化することを目指しています。コンピュータービジョンの場合は、人間が見る方法と、人間が見たものを理解する方法の両方を再現しようとしています。コンピュータービジョンテクノロジの実用的なアプリケーションは多岐にわたるため、多くの最新のイノベーションとソリューションの中心的なコンポーネントになっています。コンピュータービジョンはクラウドまたはオンプレミスで実行できます。
jpg、png、bmp、tif形式の画像をアップロードして教師データを作る元データとして利用することができます。roboflowAPIを利用してデータをアップすることも可能です。
アノテーション機能でラベリングを行うことができます。自動アノテーション機能も搭載し、類似画像のアノテーションを効率化できます。Json、xml、csv、txt形式でのアノテーションデータのエクスポート&インポートに対応しています。
アップロードした画像から対象物をワンクリックするだけでセグメンテーション用(対象物の輪郭を抽出するモデル)のポリゴンデータを作成できます。
mp4、mov、avi等の動画をアップロードしAI学習データを作る為の画像を動画から指定したサンプリング間隔で切り出すことができます。また、youtubeの動画から画像切り出しをすることも可能です。
学習後のAIモデルの評価を行うために、AI学習データを学習/検証/テスト用にそれぞれ容易に分離することができます。
データ数を気にすることなく学習に必要なデータを生成することができます。※契約時のデータ数を超過する分は超過料として課金されます。
roboflow上で生成したAI学習データをお好みのフォーマット(YOLO、COCO、Pascal VOCなど)で簡単にダウンロードできます。
AI学習データをセキュアに管理することができます。AI学習データは制限数なく作成し管理することが出来ます。
AI学習データ数やアノテーション数、画像ごとにアノテーション数などをチェックすることができます。
クラス後のアノテーション数をグラフで表示し、クラス毎のアノテーション数のバランスを確認することができます。
学習用データに利用されている画像サイズ、比率を確認することができます。ドットチャートで学習データのサイズ分布を確認できます。
学習させた全ての画像でアノテーションされた箇所が画像上のどの位置に多いかなどをヒートマップで視覚的に確認することができます。
AI学習データに対して自動画像向き判定、リサイズ、グレースケール変換、自動コントラスト調整など自動で行う事ができます。
切り抜き、タイリング、クラス編集、アノテーション無し画像のフィルタリングを行うことができます。
画像全体に対してフリップ、回転、拡大・縮小、シア―変換、明るさ調整、露出調整、ブラー処理、ノイズ付加を行いオーグメンテーション(水増し)することが可能です。
バウンディングボックス単位でのオーグメンテーション(フリップ、回転、拡大・縮小、シア―処理、明るさ調整、露出調整、ブラー処理、ノイズ追加)を行うことができます。
カットアウトやモザイク処理など通常のオーグメンテーションより更に拡張して画像を増幅できます。
データ増幅量が自由自在に調整出来ます。
各元画像に対して最大50倍まで増幅することが出来ます。
Roboflowの学習機能を利用し、ワンクリックで学習を実行することができます。24時間以内に学習結果がメールで通知され、WebサンプルページでAIモデルによる推論を検証することができます。
学習状況をリアルタイムにグラフで確認することが出来ます。学習が進んでいる進捗状況を把握しながら別作業などが行えます。
NVIDIAのJetsonや、Luxonis OAKカメラにモデルを配置し推論を実行することができます。
ブラウザで画像や動画をアップロードするだけでモデルの推論結果を簡単に確認することが出来ます。youtube上の動画で確認することも可能です。
Roboflowアノテーションツール、CVAT、VoTT、LabelImg、LabelMe、RectLabel, VGG Image Annotator, Scale, Labelbox, SuperAnnotate, Google Human Labeling, and Amazon SageMaker Ground Truthなど様々なラベリングツールのデータを取り込むことができます。
Amazon Rekognition, Google Cloud Vision AutoML, Azure Custom Visionと連携し学習を実行することができます。
他のメンバーとプロジェクトを通して、シームレスに画像を共有し、アノテーション作業を行うことができます。
学習データを外部に公開し、他のパートナー・研究者がデータを利用できるようにすることができます。
アノテーション担当者の作業状況を管理者が閲覧し学習データの精度を担保することが出来ます。
roboflowを用いたモデル構築を行うまでの流れをご紹介します。
要件ヒアリング、初回モデル構築、モデルの最適化、実環境での評価、本導入の検討とシーンごとに各々の役割などもご紹介します。
STEP1 要件ヒアリング | STEP2 初回モデル構築 | STEP3 モデルの最適化 | STEP4 実環境での評価 | STEP5 本導入の検討 | |
---|---|---|---|---|---|
概要 | どういった業務でコンピュータビジョンを利用するかを確定する | 初回のモデル構築を短期間で実施。改善点を明確にする | モデル改善とML Opsの最適化の深堀りを行う | 実環境にてモデルを利用する | 本格的な展開に向けた評価を行う |
エンドユーザー | モデル導入の目的を明確にしプロセスを改善する | データの提供とモデル利用条件を提供する | データセットの改善とモデルを配置するための条件を整理 | 実環境でのフィードバックを得るために構築したモデルを利用する | システム導入に向けた利害関係者を調整し、本システムを導入するかを検証する |
システム会社 | 要件と要求事項の明確化 | 提供されたデータの整備とメンテナンス | アクティブラーニングを実装するための補正 | 実環境にてアクティブラーニングを実施 | デモ準備の支援と実業務での活用に向けた開発支援 |
チェックポイント | モデルをどのように活用するか。目標設定を明確にする | モデルの学習と学習結果のレビューを行う。モデルにて推論を評価する | モデルを再学習し精度を改善し、再配置する | 実環境にてアクティブラーニング(データ収集、アノテーション、学習、モデルの再配置)を行うデモを実施 | 本導入するかを確定する |
roboflowは、ビジネス誌「フォーチュン」が選ぶ成長企業100社の半数以上のパートナー企業として、コンピュータビジョンを業務やプロセスに取り入れ、生産性の向上とより高い投資収益率を実現するための支援を行っています。roboflowを利用することで、新たな機械学習のエンジニアを雇用することなく、短期間で正確にコンピュータビジョンのソリューションを構築することができます。また、roboflowは、多くの投資家から注目されており、これまでに、2.5億円以上の資金調達に成功しています。
roboflowは、オープンソースのコミュニティーへの参加型の「Public」プラインと、プライベートな環境でプロジェクト・データセットが運用できる「Starter」と「Enterprise」の3つのプランをご用意しています。
Publicプランは、無料で利用できプロジェクト・データセットがオープンソースのコミュニティーRoboflow Universeに公開されます。Starterプランは、スタートアップ・中小企業向けのプランでプライベートな環境で月額料金にてご利用いただけるプランです。Enterpriseプランは、お客様のご利用条件に合わせてアップロード画像数、学習実行回数などカスタマイズしご利用いただけるプランです。
Public |
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無料 |
個人・大学・研究機関向けのプランです |
データ管理:公開(パブリック) |
プロジェクトとデータセット等は、オープンソースコミュニティーのRoboflow Universeに公開されます。 |
お問い合せ |
Starter |
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$249/月 |
スタートアップ・中小企業向けのプランです |
データ管理:非公開(プライベート) |
スタートアップ企業や中小企業向けのプランです。プロジェクトの状況に応じていつでもキャンセルいただけます。 |
お問い合せ |
Enterprise |
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要相談 |
大企業向けのカスタムプランです |
データ管理:非公開(プライベート) |
お客様のご利用条件に合わせてデータのアップロード数、学習回数など細かく設定いただけるプランです。 |
お問い合せ |
Public | Starter | Enterprise | |
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ご利用概要 | |||
月額費用 | 無料 | $249 | 要相談 |
データプライバシー | 公開 | プライベート | プライベート |
利用ユーザー数 | 3名 | 3名 | カスタム |
データセット | |||
アップロード画像数 | 10,000枚 | 5,000枚 | カスタム |
オーグメンテーション(倍率) | 3倍 | 5倍 | カスタム |
動画アップロード | 〇 | 〇 | 〇 |
アノテーション・ラベリング | 〇 | 〇 | 〇 |
ラベルアシスト(自動ラベリング) | 〇 | 〇 | 〇 |
アノテーションワークフロー | 〇 | 〇 | 〇 |
画像前処理&オーグメンテーション | 〇 | 〇 | 〇 |
データヘルスチェック | 〇 | 〇 | 〇 |
アノテーションエクスポート | 〇 | 〇 | 〇 |
CLIP組み込み | 〇 | 〇 | 〇 |
高度なオーグメンテーション | - | - | 〇 |
アノテーション進捗管理 | - | - | 〇 |
AIモデル | |||
学習実行 | 〇 | 〇 | 〇 |
学習回数 | 3回 | 10回 | カスタム |
追加学習回数/月 | - | 5回 | カスタム |
モデルアップロード | 〇 | 〇 | 〇 |
推論速度優先モデル学習 | 〇 | 〇 | 〇 |
推論精度優先モデル学習 | - | - | 〇 |
高精度モデル学習 | - | - | 〇 |
他クラウドサービスでの学習 | - | - | 〇 |
デプロイ(AIモデルの利用) | |||
推論API実行回数(月) | 1,000回 | 10,000回 | 要相談 |
オフラインモード | 〇 | 〇 | 〇 |
モデルライセンス | 非商用利用 | 商用利用可 | 商用利用可 |
Windows/WSL | 〇 | 〇 | 〇 |
Snap Lens | 〇 | 〇 | 〇 |
NVIDIA Jetson | 1インスタンス | 1インスタンス | 要相談 |
OAK | 1インスタンス | 1インスタンス | 要相談 |
自社ホスティングGPU/CPU | 1インスタンス | 1インスタンス | 要相談 |
roboflow.js web | 1,000月間アクティブユーザー | 要相談 | 要相談 |
Mobile(iOS) | 1,000月間アクティブユーザー | 要相談 | 要相談 |
Managed CPU/GPU Cluster | - | - | 要相談 |
NVIDIA TRT | - | - | 要相談 |
オフラインモード(カスタムインターバル) | - | - | 〇 |
デバイス管理 | - | - | 〇 |
アクティブラーニング | - | - | 〇 |
自動バッチ推論実行 | - | - | 〇 |
マルチスレッド対応 | - | - | 〇 |
マルチモデルコンテナ | - | - | 〇 |
セキュリティー&サポート | |||
SOC2 | 〇 | 〇 | 〇 |
オンラインコミュニティー | 〇 | 〇 | 〇 |
高度なサポート | - | - | 〇 |
個別契約 | - | - | 〇 |
SSO | - | - | 〇 |
セキュリティーレビュー | - | - | 〇 |
BAA | - | - | 〇 |
SLA | - | - | 〇 |
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