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CADの使用時に拡張子を変換するための方法とは

CADの使用時に拡張子を変換するための方法とは
建設業界をはじめ、図面を使用しながら施工を行っていく業界において、図面作成などの業務を総合的にサポートしてくれるCADの存在は欠かせません。特に近年では、政府によってデジタルトランスフォーメーションなどの施策も取られており、ここ数年で急速に会社のDX化が進んだという方も多いのではないでしょうか。そのようなCADソフト・CADシステムを使用する際のトラブルとして挙げられるのが、CADの使用時に対応していない拡張子を変換するにはどうすれば良いのかという点です。仕事でCADを使用されている方の中には、拡張子の扱いでお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、CADの使用時に拡張子を変換するためにはどうすれば良いのか、その方法について詳しくご紹介いたします。

拡張子とは

まずは、拡張子の基本情報やどのような役割を果たしているのかを見ていきましょう。拡張子はデータを使用する際、ファイルの種類を識別することを目的として付与される文字列を指した言葉です。例えば、写真データであればjpg、PDFファイルであればpdf、Wordの文書はdocxといったように、ファイルを保存するとその内容に応じた拡張子が、「.」で区切られる形で付与されます。PCは拡張子によってファイルの内容を判別しており、拡張子のおかげでファイルをクリックするだけで対応するアプリで内容が展開されるという仕組みになっています。デジタル環境で作業を進めるための要であり、拡張子がなければデジタル環境で事務作業を進めていくことはできません。

CADと拡張子の関係性

CADで作成した図面などのデータを保存する際にも、ファイルの末尾には拡張子が必ず付随します。例えば、図面を作成し、そのファイルを保存する際には「.jww」や「.dwg」など、CADソフトごとに異なる拡張子が末尾についてきます。

代表例である「.jww」は、フリーソフトとして広く普及しているCADの1つ、Jw_CADの拡張子として設定されているものです。CADソフトによって付与される拡張子が異なるのと同様に、CADソフトによってファイルを展開することができる拡張子もそれぞれ異なっています。Jw_CADの場合、対応しているファイル形式はJWC、JWW、DXF、SFC、P21の5種類となっており、それ以外の拡張子をそのまま開くことはできません。

そして、もう1つの拡張子の例として挙げた「.dwg」は、AutoCADというCADソフトに対応した拡張子ですが、この拡張子が使用されたファイルはJw_CADでは展開することができません。そのため、CADと拡張子の関係性は深く、拡張子によっては扱いが難しい場合がある点に注意が必要です。

拡張子の変換が必要なケース

CADソフトやシステムには多種多様な種類が存在しており、無料ソフトとして配布されているものから、業種ごとの専用ソフトとしてリリースされている専用の高性能なCADまでさまざまです。そのため、同じ業種や関連する業種を手掛けている会社ごとに、それぞれ使用しているCADが異なるという点が問題として挙げられます。

例えば、大規模な建設工事の現場では、複数の業者が協力しながら施工を進めていくケースがあります。その際に施工に使用する図面を共有しようとしても、お互いが使用しているCADが異なり、図面のファイルを展開することができない場合があるでしょう。また、設計と施工をそれぞれ別の業者が受け持っているケースでも、同様の問題が起きてしまうことがあります。設計を依頼しても、完成した図面のデータを展開することができなければ、施工に図面を使用することができません。

そのような場面において用いられるのが、拡張子の変換です。他社のCAD環境で作成されたデータを、自社のCAD環境に対応する拡張子に変換できれば、問題なく他社との共同施工を進めることができるでしょう。変換する拡張子の例としては、DXFが挙げられます。これは多くのCADに共通して対応している拡張子であり、上で挙げたJw_CAD、AutoCADの2つにも対応しています。ただし、3Dデータのファイルへの対応範囲は限られているため別途対応が必要ですが、DXFを一例として、都度さまざまな拡張子への変換を行うことで、臨機応変な対応が可能でしょう。

拡張子の変換方法

拡張子を変換するための方法にはいくつかの種類がありますが、主要な方法として挙げられるのはインターネットを介した変換と、専用ソフトを介した変換です。まず、インターネットによる変換では、拡張子の変換機能を備えたサイトに変換したいファイルをアップロードすることで、任意の拡張子へ変換することができます。スピーディーな対応が可能であり、ブラウザ上のオンライン環境で手軽に拡張子を変換することができることは大きなメリットだと言えるでしょう。

専用ソフトを介した変換は、CADデータの変換に対応した専用ソフトを導入して変換を行っていくという方法です。CAD変換に特化した変換ソフトを導入すれば、より正確かつ柔軟な変換を行い、さまざまな局面に対応することができるでしょう。どちらの方法もメリットがありますが、オンライン環境でのデータ変換には、データ流出のリスクやスパイウェア感染などのリスクが伴ってしまうため、大切なデータを扱う際には、専用ソフトを導入した変換がおすすめです。

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弊社が開発した「VectorMasterPremium」は、さまざまなCADに対応した変換ができる変換専用ソフトです。あらゆるCADデータの変換に対応しており、他社間でのデータのやりとりなどを強力にバックアップいたします。ただ拡張子の変換を行うだけでなく、CADごとの使用に適した状態に整えることができるため、効率的な形で運用することが可能です。

また、CAD間でのデータのやりとりだけでなく、紙図面をスキャンしたPDFデータなど、そのままではCADで使用できないデータについても対応しております。ラスタPDF、ベクタPDFとどちらの形式についてもフレキシブルに対応可能であり、スムーズな業務をサポートさせていただきます。画像データの変換においては、画像の傾きが不具合や変換トラブルの原因になりがちですが、傾きに関する自動補正機能などを備えている点も大きな強みです。操作性も高く、変換ボタンを押すだけでさまざまなデータを変換することができますので、PC操作に自信がない方でも安心してご利用いただけます。

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