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CADデータが共有先で開けない場合に確認したい3つのポイント

CADデータが共有先で開けない場合に確認したい3つのポイント
工事の作業進捗や内容の確認にも欠かせない図面などのCADデータを、取引先や各現場スタッフと共有したい場合、通常エクスポートしたファイルをUSBなどに保存したり、メールにデータ添付・データのリンクを記載したりなどして共有します。しかしその際に、CADデータを開けないといったトラブルが発生することがあります。実際に現時点で、そうした問題に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、CADデータファイルを開くことができたとしても、読み込みがちゃんとできない、フリーズする、強制終了するなどといったトラブルも起き、急ぎで確認したいデータがある場合は非常に深刻な問題です。データを正常に共有できなければ設計や現場作業での業務が滞るため、工事の進捗にも影響を及ぼしかねません。

そこで今回は、頭を悩ませるCADデータが共有先で開けない問題について、事前に確認しておきたい3つのポイントをご紹介いたします。

CADデータの特徴

CAD(Computer Aided Design)とは、コンピュータを活用して設計ができるように開発された、設計・作図ツールのことです。本来は手書きで行われていた設計作業をデジタル化することにより、工事に関する図面・情報・提案などが、より正確かつ分かりやすく表現できるようになりました。

このCADには、2Dと3Dの2種類の表現方法が存在しており、2Dは、平坦な場所に描写を表現する二次元データ設計、3Dは2Dデータをコンピュータ上で、より立体的な三次元データとして拡張したものを指します。一般的に使用されるCADデータでは2Dと3Dの両方を使用しますが、それぞれ用途が異なります。主に2Dは図面などのデータの再利用に、3Dデータはより立体的な試作品の作成において役立てられることが多いでしょう。

また、CAD データには各データのファイルごとに詳細レベル、サイズ、拡張子、縮尺などが定められており、分析や加工などさまざまなシーンで活用されています。特に近年では、着工やシステムの成立性を事前に確認するために役立つとして、必要不可欠な存在です。

CADデータが破損していないか

各現場で欠かせないCADデータですが、作成したデータが共有先のソフトウェアなどで開くことができない、または読み込みができないといった事象が発生する場合があります。仮に他の方法でデータ共有を試みてもデータが開けない場合には、CADデータそのものが破損している可能性があるでしょう。データ破損は頻繁に起こる事象ではありませんが、図面データが何らかの原因により破損してしまうことにより起こります。

CADデータが開かない原因が破損であると疑われる場合には、まずはコマンドでデータ詳細をチェックし、再保存を試みましょう。その際にエラーなどが修復されて、読み込みができるようになる場合があります。しかし、どうしても破損やエラーの修復ができない場合は、データの再作成が必要です。データ破損のトラブルを回避するためには、日頃からCADデータのバックアップや管理を徹底して行っておくことが大切です。

パソコンのスペックは足りているか

CADデータが破損していないにも関わらず、データを開くことができない場合、利用しているパソコンのスペックに問題がある可能性も考えられるでしょう。パソコンのスペックとは、処理能力の高さのことであり、これにはメモリの多さも含まれます。メモリはさまざまなデータを一時的にパソコン内に記憶するための重要な役割を持つため、多ければ多いほど優れています。つまり、メモリが少なくスペックが低かったり古いスペックのパソコンを利用している場合、メモリ不足によりデータファイルが開けない、画面表示に不具合が出る、フリーズしてしまうなどといった現象が起こりやすいと言えるでしょう。

その際は共有先のパソコン環境を確認してもらうと同時に、データを開くタイミングで複数ソフトを使用せず、なおかつ別のブラウザ上で開いてもらうようにしましょう。それでも解決しない場合には、相手のパソコンのスペックに合わせたCADデータファイルを送るという手段もあります。

CADのデータ形式が対応しているか

CADデータを正常に表示し閲覧するためには、データ形式が対応しているかどうかを確認しておくことも重要です。CADには利用するツールやソフトの開発元によって定められているデータ形式が存在するため、作成した図面のデータ形式に対応していない環境ではデータを開くことができません。そのため、データそのものやパソコンのスペックに問題がないにもかかわらずCADデータを開けない場合、該当データの形式が共有先のソフトやシステムに対応していない、もしくはサポートされていない可能性が考えられるでしょう。

データ形式が原因である場合の最も有効な対応策はデータファイルの拡張子を変換し、別の形式で保存し直すことです。正常に変換することができれば、データの修正や最初から作り直すことなく、共有先でCADデータを開くことができるでしょう。CADデータが開けない場合にはさまざまな原因があるため、今回ご紹介した3つの方法を試してみてください。

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CADデータを変換する際に役立つソフトが弊社が提供しているVectorMasterPremiumです。さまざまな形式のCADデータ間の変換に対応しており、CADデータが共有先で開けない場合などの場面で役立ちます。また、VectorMasterPremiumは、これまでCAD上で行うことができなかったPDFデータをCADの生データへ復元して、加工や編集までも行うことができるCAD変換専用システムです。本システムを利用したデータ変換時には、紙図面から作成するラスタPDFと、CADやPDF生成ソフトを利用し作成するベクタPDFの、いずれのPDFもCADデータへと変換することが可能です。他にも、変換したデータは幅広い形式のデータ入出力に対応しているため、さまざまな施工で活用することができるでしょう。

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