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CADを活用した建設業のペーパーレス化とは?PDFをCADに変換するソフトもご紹介!

CADを活用した建設業のペーパーレス化とは?PDFをCADに変換するソフトもご紹介!
近年、日本ではさまざまな業界において、デジタルトランスフォーメーションと銘打たれたDX化の波が起きています。建設業界はデジタルトランスフォーメーションの影響を大きく受けている業界の1つであり、従来アナログで行っていた業務がデジタル化されることによって、多くの変化が生じています。

デジタル化の中でも代表的な例として挙げられるのが、CAD(キャド)と呼ばれるデジタルツールの導入です。CADを上手く活用することができれば多くのメリットを享受し、業務体制を改革することができるでしょう。例えば、CADの導入によって得られる代表的なメリットとして挙げられるのが、建設業におけるペーパーレス化です。

この記事ではCADを活用したペーパーレス化とCADの運用について、さまざまな情報をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。

建設業とペーパーレス化の関係性

世の中に存在する数多くの職種の中でも、建設業界はペーパーレス化に大きなメリットがある業界です。さまざまな分野の工事を行う建設業界では、どのような工事の現場においても必ず図面が必要となります。建物などの建設現場では意匠図、構造図、設備図などが使用され、水道工事の現場では平面図と立面図などが併用されるなど、建設業界と図面は切っても切れない関係にあります。

そこで問題となるのが、作成された図面の運用・管理です。大判の紙に書き起こされた図面は劣化しやすく、破損のリスクなどもあるため、現場で用いる際や保管する際に必要以上の配慮が欠かせません。

比べて、CADによるデジタル環境で図面を作成すれば、それらの問題を一挙に解決することが可能です。従来の紙図面には保管スペースの問題などがありますが、CADによってパソコン上で作成された図面はデータであるため、スペースの問題が一切生じません。建設業界においてCADを用いたペーパーレス化がもたらしてくれるメリットは、多岐にわたると言えるでしょう。

CADによるペーパーレス化の進め方

CADは(Computer Aided Design)の頭文字を取った略称であり、日本語ではコンピュータ支援設計と訳されます。CADでは今まで手書きで作成されていた図面をデータとして作成できるようになり、図面データはパソコンの内部などに保管しておくことが可能です。それだけでなく、CADによって作成された図面はデータであるため、取引先や共同施工を行う他社との共有にも手間がかかりません。また、紙図面が必要な際はプリントアウトすることも可能であり、柔軟な使い方ができるでしょう。

さらに、CADの大きな強みとして挙げられることが、今まで使っていた紙図面をスキャナーで読み取ったPDFとしてCADデータに変換することも可能であるという点です。これまでの業務が無駄になることもなく、極めてフレキシブルに業務をサポートすることができます。

ペーパーレス化を進めるメリット

建設業界のペーパーレス化を進めるメリットとして、データを保管する手間がなくなるということが挙げられます。紙図面は量が増えてくると保管するスペースがなくなるという問題がありますが、大切な資料であるため、ずさんに扱えません。紛失すれば大きな問題であることに加えて、紙は経年と共に劣化するというリスクもあります。

その点、CADによってデータ化された図面は紛失などのリスクが非常に少なく、状態が劣化してしまうこともありません。また、CADの種類によっては図面だけでなく、施工に関わる拾い出しや見積、積算などの事務作業に関する書類、各種申請書類などもデータとして扱い、ペーパーレス化することができます。

建設業に関するさまざまな書類を一括でデータとして管理すれば、社内でのデータ共有が容易になり、営業と現場との連携なども円滑に進めることができるでしょう。ペーパーレス化を実現できれば、業務全体のスピード感を向上させつつ、受注体制や施工への対応力などを総合的に強化できます。

紙図面をスキャンして作成したPDFはCADに変換できる?

先述の通り、CADでは過去の紙図面をスキャンしてPDF化させたものを、CADデータとして取り込むことが可能です。ただし、PDFをCADデータとして取り込む機能は元々CADに搭載されているものではありません。

PDFからCADへ変換を行うための手段は大きく分けて2つあり、1つはインターネット上にあるフリーの変換サイトを使用するというものです。フリーの変換サイトも優れているものが存在しており、変換したいデータを選択してお使いのCADに対応した拡張子を指定するだけで、CADに変換できます。ただし、フリーの変換サイトを利用した際は、データ流出のリスクが伴うという問題点があります。特に業務に使用される図面データなどの場合、外部にデータが流出してしまうと大きな問題になりかねません。安全性を考慮する場合は、業務に関するデータにおいてセキュリティ面の信頼性に欠けるフリーサイトを使用することは避けた方が良いと言えるでしょう。

そこでもう1つの選択肢となるのが、有料の専用CAD変換ソフトを使用することです。有料のCAD変換ソフトであればパソコン内部で変換作業を完結できるため、安全な環境でデータを扱えます。

PDFをCADに変換可能!CAD運用をサポートする「VectorMasterPremium」

CADを変換する際にご活用いただけるソフトが、弊社システムズナカシマがリリースしている「VectorMasterPremium」です。VectorMasterPremiumにはさまざまな拡張子へ変換を行える機能が備わっており、あらゆるCADに対応することが可能です。簡単に操作できることが強みであり、変換したいデータと変換後の形式を選ぶことでPDFを変換することができます。

また、他社や顧客とのデータ共有が必要な場面では、相手方のCADに対応した拡張子への変換を行うことで、素早いやりとりを行える点も本製品の強みです。外部との連携時に素早い対応を行えることは、自社の信頼性の向上に大いに役立つと言えるでしょう。セキュリティ面も万全であり、VectorMasterPremiumを介して外部にデータが流出するリスクもございません。

ご不明な点をご質問いただける充実したサポート体制がございますので、CAD運用を強力にバックアップさせていただきます。VectorMasterPremiumの導入をご検討いただける際は、ぜひお気軽に弊社へお問い合わせください。

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