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Jw_cadとAutoCADのデータを相互に変換する方法

Jw_cadとAutoCADのデータを相互に変換する方法

近年、日本では幅広い分野におけるデジタル化が急速に進められています。このデジタルトランスフォーメーションという動きは政府によって推進されており、生産力の向上を目指すだけのものではなく、社会全体の高齢化が関わっていると言われています。

団塊の世代が後期高齢者となり、現場を退く2025年問題に対処していくための策として、デジタルなツールの普及によって効率を向上させ、人手不足を解消していくのがデジタル化の意図です。そんなデジタル化を象徴するツールがCAD(Computer Aided Design)であり、数多くの分野において導入が進められています。

この記事では、そんなCADの代表的なソフトであるJw_cadとAutoCADという2つのソフトの互換性や変換について、詳しくご紹介いたします。

Jw_cadとAutoCADの基礎知識

まず前提として、Jw_cadとAutoCADの基礎的な知識について把握しておきましょう。

Jw_cadは汎用二次元CADと呼ばれるソフトであり、インターネット上で無料で配布されているフリーソフトです。フリーソフトと言ってもその性能は非常に優れており、設計に建築士が携わっていたことから、特に建設・建築などの分野における図面作成に強いソフトとなっています。二次元環境での図面作成を得意としており、数ある2DCADの中でも対応力・汎用性の高さに定評があるのが特徴です。

対して、AutoCADも2DCADですが、こちらはフリーソフトではありません。汎用性が高く、特にアドオンを追加することで機能をカスタマイズすることができるのが大きな強みです。建築設計だけでなく、機械設計やその他多種多様な設計を必要とする業界で用いられており、そのシェアはCADの中でも非常に多くの割合を占めています。

Jw_cadとAutoCADの共通点

Jw_cadとAutoCADの大きな共通点として挙げられるのは、基本的に二次元環境での運用を得意としているCADだということです。上から俯瞰で見下ろした設計図のような図面は平面図と呼ばれ、この平面図などを製図する際にはどちらのCADも極めて優秀な働きを見せてくれます。平面での図面作成に特化した機能を備えているのが2DCADの特徴であり、これら2つのCADの共通点です。

両者とも特に建設・建築などの分野で利用されることが多く、これら2つのCADは極めて多くの業者に導入されています。例えば、電気工事における図面を紙に製図しようとすると、現場の単線化や配線図を書き起こしていく際に、線のブレや細かい文字が見にくいなどの問題が起きてしまう可能性がありました。

また、紙の図面は保管や持ち運びに際して汚損や紛失などが起きるリスクもあり、トラブルとなる場面も少なくありません。製図にも手間と時間がかかり、図面は重要な存在でありながら、頭を悩まされがちな存在でもありました。

しかし、Jw_cadやAutoCADなどのCADを用いれば、パソコン内で作業を行えることによって、大幅な業務効率化が可能となります。これらのCADによって作成された図面はデータなため紛失のリスクがなく、状況に応じて図面データを編集することもできるのが強みです。

いずれのCADも、現代社会におけるデジタル化の推進に関して大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

Jw_cadとAutoCADの違い

Jw_cadとAutoCADの違いとしては、まず料金の違いが挙げられます。上でもご紹介した通り、Jw_cadは無料でダウンロードして使用することができるフリーソフトです。

対してAutoCADは、無料で体験版を試すことはできますが、体験できる期間を過ぎると有料ソフトとして購入しなければ使い続けることはできません。その代わりAutoCADはカスタマイズ性が高く、さまざまな機能を追加して多用途に使うことができるのが強みです。Jw_cadで3Dの図面作成を行うことはかなり困難ですが、AutoCADの場合はアドオンの追加によって3DCADとしての機能を持たせることも可能となっています。

次にJw_cadとAutoCADの違いとして把握しておきたいのが、ファイル形式の違いです。

Jw_cadではJWCやJWWの拡張子が使われることが多く、AutoCADではDWGの拡張子が使われることが多くなっています。両者で共通する拡張子としてはDXFというものが挙げられ、この拡張子を使っているデータについてはどちらのCADでも開くことが可能です。しかし、その他の互換性のない拡張子で作成された図面データについては、異なるCADで開くことができません。

Jw_cadとAutoCADのデータの変換方法

他社との共同施工などにおいて、異なるCAD同士でデータを共有する場面は比較的多く、互換性のなさが問題となる場面は少なくありません。そこで知っておきたいのが、それぞれのCADにおけるデータを互換性のある形式のDXFに変換する方法です。

Jw_cadの場合は、まず変換したいファイルを開き、メニューバーにあるファイルというタブから「DXF形式で保存」という項目を選びます。保存先の形式がDXFになっていることを確認し、名前を付けて保存すれば、ファイル形式を変更することが可能です。

AutoCADの場合は、変換したいファイルを開き、ファイルというタブから「名前を付けて保存」を選択します。続いてファイルの形式を開き、DXFのファイル形式を選択することで、DXFファイルでの保存が完了となります。

Jw_cadとAutoCADの間であればDXFを使うことで問題を解決できますが、CADには数多くの種類が存在しており、その他の形式への変換が求められるケースもある点には注意が必要です。その際にはオンラインの変換サイトを利用するか、変換ソフトを購入して使用するという選択肢が挙げられます。

インターネット上には無料で利用できるデータ形式の変換サイトが公開されており、それらを活用することでさまざまなファイル形式への変換を行うことが可能です。手軽に利用できる点がメリットですが、セキュリティ面のリスクがある点には留意しておかなければなりません。変換を行う際にデータが外部に流出してしまうリスクもあるため、お客様から預かっている大切な図面データを変換するなどの用途には適していないと言えるでしょう。

そこでもう1つの手段として挙げられるのが変換ソフトの利用であり、パソコン内部で変換を完結させることができます。外部に情報が流出してしまうリスクがないため、信頼性の高い手段として活用されています。

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