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SFCの基礎知識!DWGに変換できる?

SFCの基礎知識!DWGに変換できる?

近年、社会全体を取り巻く重大な問題となっているのが、人口に占める高齢者の割合です。日本は、すでに総人口に占める高齢者の割合が21%を超えた超高齢化社会へ突入しており、さまざまな業界において働き手を担ってくれる若者の数が減少の一途を辿っています。さらに、2025年には団塊の世代が一斉に後期高齢者となり、仕事から退いてしまうことから、多くの職種が衰退してしまうのではないかと危惧されています。

そんな問題への対策として政府主導で進められているのが、デジタルトランスフォーメーションと呼ばれる改革です。多種多様なデジタルツールを導入することで業務効率の改善を目指しており、その中でも代表的なツールとして挙げられるのがCADです。

この記事では、CADについて正しく知るために、CADにおける拡張子の1つであるSFCについて見ていきましょう。

CADデータで使用されるSFCの基礎知識

前提として、CADとはコンピュータ支援設計と訳されるパソコン用のソフトウェアです。CADを使えば図面作成などの作業をパソコン上で行えるようになり、従来の紙図面による製図と比べて大幅な作業効率の向上を図ることができます。

また、紙図面と比べてCADによってデータとして作られる図面は、製図ミスや紛失のリスクが低くなっています。保管スペースも取らず、現場や取引先への持ち出しなどもしやすいため、建設業をはじめ、図面作成を必要とするさまざまな業界において、広く用いられているのが特徴です。

そんなCADデータを保管する際には、ファイルの形式を示す拡張子が表記されます。SFCとはそのファイル形式の1つであり、この形式で保存されたファイルには「.sfc」という文字が末尾にあるのが特徴です。

SFCの役割

SFCとは(Scadec Feature Comment file)の略称で、CADデータ交換標準開発コンソーシアム(SCADEC)において策定されたCADデータ交換基準にも入っています。この形式はSXF(Scadec data exchange format)形式に含まれるものであり、国際標準化機構であるISO10303の製品モデルデータ交換規格「STEP AP202」に準拠した形式です。SXF形式が開発された経緯は、WTOの政府調達協定によって国際規格の使用が義務となったことがきっかけであり、国際規格となる拡張子として活用されています。

SXFに含まれる拡張子にはP21とSFCの2つがあり、P21はISO規格に準拠しており、SFCはISO規格に準拠していないことが違いです。海外向けとしてはP21が用いられる場面が多く、SFCは国内向けの場面で使用されるケースが多くあります。

さらに、公共事業を請け負った場合には、P21またはSFCのファイル形式の図面データが使用されています。仮に普段使用している図面作成の環境がSXF形式に対応していない場合、そのままでは受け取ったデータを展開することができません。そのため、公共事業を請け負う際には、P21やSFCに対応できるような体制を整える必要があります。

SFCからDWGのCADデータに変換できる?

業務でCADを使用される方は、SFCから他のDWGなどのCADデータに変換できるかが気になる方も多いと思います。一般にCADはソフトごとにそれぞれ対応している拡張子の種類が異なります。そのため、他社との共同作業時などは受け取ったファイルを開いたり、相手側に送ったりする際に、適宜形式の変換を行わなければならない場面が発生するでしょう。

一例として広く使用されている汎用CADソフトであるAutoCADに対応した拡張子、DWGへの変換について見てみましょう。SFCをDWGに変換することは可能であり、変換する際の手段としてはインターネット上の変換サイトを利用した変換と専用の変換ソフトを利用した変換が挙げられます。

前者はオンラインで利用できるフリーサイトが複数公開されているため、それらのサイト上で変換したいファイルを選択し、変換先の拡張子を選ぶことで変換できます。後者は専用ソフトを購入し、PC内でファイルと変換先の拡張子を選ぶことで変換することが可能です。

SFCからDWGへ変換する注意点

SFCからDWGへ変換を行う際に注意したい点として挙げられることが、セキュリティ面の問題です。

先述した2つの変換方法は、いずれもほとんどのケースにおいて問題なく変換することが可能です。その場合、前者の変換サイトは無料で使用することができるため、変換サイトで拡張子を変えれば良いと考える方も多くいらっしゃいます。しかし、フリーの変換サイトを使った変換時はセキュリティ面の保証がないことが懸念されます。

例えば、他社から預かっている重要な図面データを開くために拡張子の変換を行う場合、フリーの変換サイトを使用すると、外部にデータが流出してトラブルの原因になりかねません。私的なファイルの変換であれば無料の変換サイトでも問題ないケースもありますが、業務に関わるデータの流出は重大な問題を招いてしまうリスクがあることを覚えておきましょう。

PCにダウンロードして使用する専用の変換ソフトは有料であることが多いですが、PC内で操作を完結させることができるため、セキュリティ面の不安を最小限に留められます。

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