拾いの匠は、電気工事、水道工事、空調工事、防災設備工事などの設備工事に特化した材料拾い出しシステムです。図面上から効率的に必要な部材を拾い出し、積算・見積もりに繋げられる便利機能を多数搭載しています。また、拾い漏れや重複拾いなどを防止し拾い出し精度の向上に貢献します。拾い出し業務は、属人化しやすい業務ではありますが、拾いの匠を利用いただくことで社内基準の統一と拾い出しスキルの向上を図ることが出来ます。ここでは、拾いの匠に搭載される便利な機能をご紹介します。
様々な形式の図面データを読み込むことが可能です。紙図面をスキャナで読み込んだ画像データや、DXFやJWWなどのCADデータ、PDFなどから拾い出しが行えます。
スキャナから取り込んだ図面の寸法や縮尺補正、CADデータの縮尺補正、PDF図面の自動CAD変換などの機能を搭載し、拾い出し作業前の準備工数を削減します。
電気、空調、衛生工事に関わる様々な資材情報を搭載しています。個数、長さ、面積など拾い出し形式も複数搭載し、施工条件や付加情報等を付けて拾い出すことも可能です。
同時に複数の資材を選択して拾い出しできます。よく使う部材は雛型に登録して資材選択の時間を短縮できます。雛形を社内で統一することで拾い情報を均一化できます。
図面上で既に拾い出している資材の情報を引用して拾い出しが行えます。資材選択の手間を減らし拾い出し作業のスピードアップに貢献します。
同リストを選択すると図面内の材料が点滅し資材確認が行えます。配線や配管には寸法を表示し漏れを防ぐことが可能です。拾い出した資材の情報変更も簡単に行えます。
平面図上では認識しずらい配管・配線に対する立ち上げ下げ情報をクリック操作で簡単に付与することが可能です。配置後に一括して立ち上げ下げの長さ変更も可能です。
電気設備CAD「電匠」で作成した図面内の機器・配線を認識し一括で資材情報を付与し拾い出しを行えます。同一資材を探す手間や拾い出す資材情報変更の手間を省きます。
分電盤への配線終端が矢印で省略表記されている場合、回路記号を認識し分電盤までの配線長を自動的に付与します。 ※ 電匠連携機能を利用する場合、有効になります。
材料拾い出し結果は、自動的に集計され根拠表・工種別・資材集計表など5種の帳票に出力できます。PDFやCSVデータに出力し、データの再利用が可能です。
拾いの匠で拾い出しを行ったデータを設備積算システム「本丸」に取り込んで、積算業務まで連動して行うことが可能です。本丸の資材マスタを工事の匠に事前に取り込んでおくことで、単価設定を行う必要なくワンタッチで見積り作成が行えます。