ANDES電匠コラム
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一般電気工事と弱電工事の違い

一般電気工事と弱電工事の違い
電気は私たちの生活における主要ライフラインの一つであり、これがなければ現在の便利な生活を続けることができません。
その電気の使用に際して、必要不可欠となるのが電気工事です。電気工事には、設備や電圧により異なる種類の工事があることをご存知でしょうか。

今回は、その内の2つである一般電気工事と弱電工事の違いについてご紹介します。

一般電気工事の特徴

一般電気工事とは別名で強電工事とも呼ばれ、建物の建設設備を稼働させるための主要部分となる高圧電線や変電設備の工事のことです。
例えば、エレベーターや空調設備などに電気を正常に流せるよう、各装置の設置や変更を行います。この一般電気工事では、電圧48V以上のものを取り扱うのが最大の特徴です。また、一般電気工事に従事するには、第一種・第二種電気工事士や電気主任技術者といった各種資格を有していることが求められるため、難易度の高い工事であるといえるでしょう。

なお、近年では省エネ対策の一環として、新規設置に限らず変更、改修工事の需要も高まってきているのです。そのため、改修や変更のみを行なう電気工事業者も増加傾向にあり、時代の流れとともに一般電気工事も少しずつ変化しています。

しかし、施設新設時はもちろん、工場・ビル・マンション・病院・大型商業施設などにある高圧設備の設置には必ず新規設置工事の需要があり、大規模工事になることが予想されます。高圧電気を扱う一般電気工事では、安全性を重視した緻密な施工計画と、電気工事士の増員が求められることでしょう。

弱電工事の特徴

テレビ、電話、インターネットなど、生活で最も身近なものに使用されている電気を取り扱う工事が弱電工事です。

主に、パソコンのインターネット通信に必要なLAN配線や住宅、オフィス、施設などに設置する火災探知機といった防災設備、テレビ配線などの設置作業を行います。情報通信や防災設備の主電力が途絶えると、仕事や知人との連絡、情報収集及び、安全管理の面において深刻な不便や不安が生じます。弱電工事は、このような設備稼働に欠かせない配線をメインに施工するため、一般家庭にとどまらず多くの場面において重宝されるでしょう。
また、弱電工事は48V未満の電圧が対象であり、比較的電圧の低いものを取り扱うことが一般電気工事との大きな違いです。

しかし、電圧が低いといっても弱電工事の内容は決して容易なものではありません。電気を取り扱うことに変わりはなく、また正常な送電のために複雑な配線整備作業を伴います。

さらに、アンテナやテレビのメインアンプの設置工事の際には、屋外や天井などの高所で作業を行うこともあるため、一般電気工事同様に工事中の事故防止や損失防止といった徹底した安全管理が必須です。

それぞれの工事が活躍している場所

一般電気工事は、ビルやオフィス、病院、施設などにある照明設備や大型発電設備の設置、変更、改修において活躍します。

主に、複数の電気機器を使用したり、電圧の高い設備のある建物が対象となります。一般電気工事がないと、普段私たちが何気なく使用しているエレベーターやエスカレーターの稼働だけでなく、建物内全体を照らす照明さえも点灯させることができません。
また、施設や病院には医用電気機器など、患者の命綱とも言える電気設備も多く完備されています。一般電気工事は、これらの設備を守るのにも欠かせない工事なのです。

その一方で、弱電工事は前述の通り、住宅やオフィスで使用頻度の多いパソコンや電話などより身近な通信設備を中心に活用されています。インターネットが必要な場合にもパソコンを購入するだけでは、インターネットを使用することはできず、連絡を取る、テレビを見るといった、ありとあらゆる日常的な行動の一つひとつは、弱電工事によって支えられています。

このように、さまざまな場所において、通信設備と電気回線を繋ぐための電気工事が活躍しているのです。

暮らしを支える電気工事

これまで述べてきたとおり、暮らしや社会において私たちが使用する多くの設備には、電気が使用されています。 それらを利用するためには、まず電線から建物へ電気を正常に取り込み、各設備に送電するための電気工事を必ず行わなければなりません。
特に、複雑な回線を伴う設備や高圧電流が流れる設備の施工方法を誤ると、漏電や感電の危険性があります。そのため、電気工事は電気の取り扱いに関する専門知識を持ったプロの技術力が求められます。

また、電気に不具合が起きると不便なだけでなく、社会生活にも多大な影響を及ぼしかねません。万一、町全体の電気が使用できない状態となった場合、家にある電子レンジ、冷蔵庫などの電化製品が使用できなくなるのはもちろん、パソコンや携帯電話を通じて連絡する手段さえも、一瞬で絶たれてしまうのです。家の中だけでなく、電車に乗ることやオフィス・店舗の自動ドアを通過することもできません。そんな時にも、電気工事が電気の復旧作業において活躍します。

つまり、一般電気工事と弱電工事は、電気が主流となった私たちの社会と暮らしを支える、最も重要な工事と言っても過言ではないでしょう。

電気設備CADシステム「ANDES電匠」

社会や暮らしに欠かせない電気工事では、図面・書類作成も忘れてはならない作業の1つです。電気全体の流れから、建物内に電気を引き込んだ場合の電気回路や電圧、配線などを、回路記号で記した設計図を作成することは、電気工事における重要な仕事です。

そのような作図業務をスムーズに行うため、電気設備の知識をデータ化し凝縮した、専用CADシステムが活用されています。
電気工事に関する知識はあっても、作図業務を自ら行うのには時間も労力も費やさなければならず、スタッフの負担が増え、さらに効率も下がるでしょう。しかし、「CADを使用できるスタッフが少ない」「システムを使いこなせるか心配」などといった不安があり、導入を躊躇されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

電気設備CADシステム「ANDES電匠」には、電気工事に関連する業務の効率化に特化した便利な機能を多数搭載されており、施工図や設計図を、簡単に作成することが可能です。CADの知識がなくても操作できる仕様となっており、手軽に着手することができます。コンピューターならではの正確さと速さで無駄な時間を省き、スムーズに作業を進められるよう全面的にバックアップいたしますので、ぜひご利用をご検討ください。

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