ANDES電匠コラム
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電気工事と防災の関わり

電気工事と防災の関わり
防災は、私たちの安全な暮らしを守るために欠かすことのできない存在であり、主に震災や火災などの災害予防・防止から、災害時の応急対策を総称したものを指します。そんな防災は、電気工事と深い関係性があることをご存知でしょうか?

今回は、電気工事と防災の関わりについて詳しく解説いたします。

電気工事に携わる方や防災知識を身に付けたい方、電気工事の重要性を知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

防災設備とは

多くの人が出入りする商業施設やホテル、ビルなどには、必ずといって良いほど防災設備が備え付けられています。人命を守る面での必要性に加え、内部の広さや複雑さから事故や火災が起こる可能性の高い大型建物では、自動火災報知器、非常用誘導灯・照明、スプリンクラーなどさまざまな防災設備の設置が求められます。

中でも、火災報知器やスプリンクラーは消防設備としても分類され、煙を探知して警報を鳴らすことで建物内の多くの人々へ火災の危険性を知らせたり、火災時には自動的に天井から水を噴射し消火活動を行ったりすることも可能です。特に、近年の消防法の改正により、火災報知・通報設備等の施設用設備の設置が義務付けられて以降、多くの建物でのこれら防災設備の備え付けが急増してきました。

また、防災設備は、建物が大きければ大きいほど必要な設置数が多くなり、規模も大きくなります。必要数、必要規模に達していないと、効果が薄れる事が予想されるため、設置を行う業者は適切な設置ができるよう心がけなければなりません。

設置には電気工事が必要

実際に建物内に防災設備を設置するためには、どのようにすれば良いのでしょうか?
ご紹介したとおり、防災設備には多種多様な設備があり、その規模や使用する電力はさまざまです。

しかし、高圧電気を主電源とする設備が多いため、そのような設備の設置工事には電気工事が必須です。電気工事には、電気工事士法に基づき専門資格と専門知識を有した者を配置しなければなりません。なぜなら、どこに・どのような防災設備を設置すべきかについて、規制や法律を遵守した上で適切に検討する必要があるためです。消火器や誘導標識などの簡易的なものであれば、自身で設置できるものもありますが、ほとんどの防災設備には消防法や規制が関与しており、専門知識や資格がなければ設置することは困難でしょう。

このように防災設備設置には、電気と防災の双方において専門的要素を多く含んでいます。そのため、防災設備を設置する際には高い安全性と建物への適合性が求められるため、専門資格を有した電気工事士が活躍しています。

保守点検の必要性

防災設備は有効性を高めるために、保守点検が必要不可欠です。どのような機器でも、長期使用によって部品の摩擦や劣化が生じることで故障したり、安全性が低下してしまう場合が考えられます。特に防災設備は、安全予防や危険探知の機能を持つ機器や設備であるため、古くなった機器をそのまま使用し続けると、人や建物に深刻な影響を及ぼしかねません。

例えば、震災などによって停電が発生した場合、非常用照明が稼働しないことで避難することが困難になるだけでなく、パニックになるなど心理的な負担も考えられます。このように建物内に防災設備を完備していたとしても、いざという時に始動しなければ何か起きた際に活用することができなくなってしまうのです。

そのような事態が起こらないよう、普段から確実な保守点検を行うことが必要です。保守点検では、防災設備を安全に使用できる状態かどうかを、専門技術者が定期的に点検し、必要な場合はメンテナンスも行います。普段使用しない設備だからこそ、気付かない劣化やトラブルが潜んでいる可能性もあるため、プロの目線で点検を行うことが重要です。これにより、設備の故障やそれに伴う事故を予防することができるので、人々がより安心して建物内で過ごすことができるでしょう。防災設備の各機能の有効性を保ち、長く使用するためにも保守点検は無くてはならないものと言えます。

命を守る重要な設備

前述のとおり、防災設備には、人命救助の役割を担う設備が多くあります。

例えば、火災報知器やスプリンクラー、屋内外消火栓設備といった消防設備は人命救助に特化した設備であると言えるでしょう。万一の災害時や火災事故の際に、これらが正常に稼働しないと、被害が拡大したり消火活動等に遅れが出てしまい、甚大な被害を及ぼす可能性があります。火災報知器一つをとってみても、正常に熱を感知できなければ、建物で火事が起こっても気が付くのが遅れてしまいます。本来であれば、これらの設備によって守られたはずの人命が脅かされてしまう危険性があるということです。

商業施設やホテルなどの人を呼び込む場所では、同時に多くの人命を託されていると言っても過言ではありません。いざという時のために防災設備をきちんと完備しておくことで、人の命を預かるのに相応しい、安全性の高い建物として認められるでしょう。

消防設備CAD「ANDES電匠for消防」

防災設備の中でも人命を守るために活躍する消防設備の電気工事には、自動火災報知設備、スプリンクラー、消火栓設備などの配置図を記す、図面作成が必要不可欠です。防災設備の図面作成は専門性が高く、時間もかかるため少しでも作業時間を短縮したい、という設計者様も多くいらっしゃるでしょう。

「ANDES電匠for消防」は、消防設備工事の図面作成業務に特化したCADシステムで、各設備の一括配置機能を搭載しています。また、配線が必要な設備と配管が必要な設備の双方における作図が可能ですので、種別を選ばず消防設備全般でご活用いただけます。

警報器の作動範囲やスプリンクラーの放水領域といった描画ができることに加え、集計や機器の一覧表示もワンタッチ操作で可能です。さらに、工事情報管理システムとの連携によって、事務所にいながら現場と図面を共有することができるので、従来よりもスピーディーかつ円滑に図面作成業務を遂行できるでしょう。

消防設備工事の図面作成なら、ぜひANDES電匠for消防の導入をご検討ください。
詳しい機能などについて知りたい方は資料請求のご依頼、または製品ページからご確認ください。
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