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電気工事の豆知識!戸建て住宅における配線工事の注意点

電気工事の豆知識!戸建て住宅における配線工事の注意点
電気は現代社会における主要なエネルギーであり、そんな電気を使用できる環境を整えていくためには電気工事が欠かせません。電気工事業者は電気の使用に深く関わるさまざまな種類の施工を手掛けていますが、その中でも特に電気を使用していく前提となる重要な施工として挙げられるのが、配線工事です。電気を引き込んで建物の中で使用するためには配線の設置が欠かせず、人々が生活を送っていく場である戸建て住宅においても、数多くの配線工事が行われていきます。電気工事業界に携わっていくのであれば、配線工事に関する技術・知識を習得し、精通していくことは必須だと言えるでしょう。

今回は、戸建て住宅における配線工事の注意点などをご紹介いたします。

戸建て住宅における配線工事とは

戸建て住宅における配線工事は、街中に張り巡らされている電線から戸建て住宅の内部に電線を引き込むところから始まります。戸建て住宅の配線工事に関する概要を理解するためには、まず大前提として現代社会における電気の流れを把握しておかなければなりません。

さまざまな場所・場面で使用され、現代社会を支えている電気は、各地にある火力発電所や水力発電所、原子力発電所などでつくられています。発電所でつくられた電気は数千から2万Vの電圧となっており、そのままでは使用に適した状態ではありません。そのため、発電所に併設されている変電所を介され、まず送電に適した電圧への変換が行われます。変電所で最大50万Vの電圧に整えられた電気は送電線を介して各地に送られ、各地の超高圧変電所で電圧の調整を繰り返しながら、効率的に各地に送られていきます。プラントやコンビナート、次いでビルや中規模な工場と、大規模な電力を必要とする施設から順に電圧を下げた電力が送られ、6600Vまで電圧が調整された時点で家庭へ送電されるという仕組みです。

家庭に送られる電力は電柱に設置された柱上変圧器で100V、もしくは200Vに変圧され、ここでようやく家庭の配線へ電気が届きます。戸建て住宅における配線工事は、この柱上変圧器から住宅へ配線を引き込んでいく施工です。

戸建て住宅における配線工事の特徴

戸建て住宅における配線工事が行われる代表的な場面としては、まず住宅の新築時が挙げられます。戸建て住宅の電気配線は主に壁の裏など、目に付かず触れることがない位置に隠すことで、見た目の煩雑化と触れることによる感電事故などのリスクを防ぐ形で行われるのが特徴です。壁面の内部に配線を通していき、屋内全体に電気の供給を巡らせていく施工には、電気を扱った施工に関する専門的な技術と知識が不可欠となっています。配線工事が終わらなければ住宅において照明を灯すことができず、その他の家電などを使用することもできないため、快適な生活を送っていくことができません。

また、戸建て住宅における配線工事は、お客様のお求めに応じてコンセントの位置の変更や増設を施す際に行われるケースもあります。例えば、お客様が新たに購入した家電を設置して使用したいとお考えの際に、コンセントの挿し口の関係で家具の配置に制限ができてしまう場合があります。そういった場合には配線工事によって配線を整えれば、コンセント位置の調整を行い、柔軟に対応することが可能です。戸建て住宅における配線工事は、お客様の生活と密接に関わるものであると意識しておきましょう。

戸建て住宅の配線工事の注意点

戸建て住宅の配線工事において注意しなければならないのが、お客様のご要望との齟齬です。コンセント位置の変更や増設といった施工は後々の配線工事によって改めることも可能だとご紹介しましたが、かなり大掛かりな施工となるため、お客様の負担が大きくなってしまいます。そのため、新築時に行う配線工事は、できる限りお客様の意向を反映させるように行っていかなければなりません。お客様が想定されている間取りや家具の配置などを可能な範囲で詳細に確認し、ベストな形となるようコンセントの位置や数を決めていく必要があります。

また、戸建て住宅の壁の内部には、電気だけでなくその他の配管なども張り巡らされています。施工時にはガス管などのその他の配管に干渉し、傷付けたり破損させてしまうことがないよう、注意を払いながら入念に施工を進めていかなければなりません。

配線工事は暮らしと密接に関わる

現代社会において、電気は生活に関わるあらゆる分野において使用されている存在です。電気が供給されなければ夜間に室内を明るく照らすことはできず、冷暖房を使用することや、冷蔵庫や電子レンジの使用はできなくなってしまいます。オール電化を導入しているような住宅の場合、あらゆる機能が使えなくなってしまうでしょう。またテレビを見たり、パソコンによってインターネットを使用したり、スマートフォンを充電したりといった行動も制限されてしまいます。

もし施工した配線に問題があり、電気の供給が途絶えてしまえば、お客様の暮らしに多大なご迷惑をかけてしまうことになってしまうでしょう。配線工事を行う際には、お客様が現代社会における快適な生活を送っていくために不可欠な施工であることを認識した上で、不備なく万全な施工となるよう意識しておくことが大切です。優れた電気工事士を目指していくためには、電気工事の基本である配線工事に関するスキルを高め、高品質な施工を提供していけるよう心がけましょう。

電気工事専用CADシステム「ANDES電匠」の導入でスムーズな配線工事を実現!

弊社が提供している電気工事専用CADシステム「ANDES電匠」は、電気工事における図面作成をはじめ、さまざまな業務に関するサポートを可能としています。配線工事を行うためには配線図を作成し、その図面に沿って施工を進めていく必要がありますが、紙に図面を作成しようとすると大きな手間がかかってしまいます。

対してANDES電匠を図面作成に用いていただければ、図面作成をPC内で完結させ、必要な数値などのデータを入力するだけで自動的に図面を完成させることが可能です。図面作成に必要な図面記号もあらかじめ登録されているため、経験が浅いスタッフの方でもスムーズに図面を作成していただけるのが強みとなっています。図面作成以外の事務作業についても万全のサポート機能を搭載しており、電気工事にまつわるさまざまな業務を強固にバックアップさせていただくことが可能です。

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