ANDES水匠コラム
水道申請/給排水申請CAD「ANDES水匠」のコラムです。
業界に関する役立つ情報をご紹介します。

水道管に必要な防災対策とは?

水道管に必要な防災対策とは?
水は人の暮らしにとって必要不可欠な存在であり、人々は毎日水道を利用しています。
そんな重要なライフラインである水は、水道管を通して各家庭へ届けられますが、水道管は時に外的な要因によって機能を損なわれてしまうことがあるのです。 今回は水道管を損なってしまう災害と、災害に備えるために水道管がどのような対策を取っているのかについて、ご紹介させていただきます。

地震で生じる水道管への被害

水道にダメージを及ぼしてしまう災害のうち、代表的なものとして挙げられるのが地震です。基本的に、水道管は地中に埋まっているため、外からの影響を受けて壊れてしまうことがないように思われがちです。
しかし、地震が発生すると巨大なエネルギーが地面を揺らし、歪ませるため、地盤が破壊されてしまいます。地面や道路を変形させてしまうような大きな地震は、道路の下に埋設されている水道管に大きな損害を与えることがあるため、曲がったり破損したりするケースもあるのです。
また、仮に揺れの規模が少ない場合でも、地面そのものの揺れや軋みは水道管を歪ませてしまう原因になります。 歪んだ水道管は、水の流れを滞らせるため、漏水などのトラブルを招いてしまいます。 さらに、被害が大きい場合は水道管の破損・破裂に繋がってしまうため、大規模な断水が発生する可能性があるのです。

水道の復旧にかかる時間はどれくらい?

水道管にトラブルが起きた際でも、平常時であれば復旧工事が速やかに行われます。日本の水道工事のレベルは高く、どんな場所で水道が断たれてしまっても長くて数日で復旧することが可能です。

しかし、震災時の水道管の復旧には、平常時より時間を要します。 震災の規模にもよりますが、特に交通網などが寸断されてしまうような大震災の場合は、復旧までに長い時間を要してしまうでしょう。

ここからは、都市が正常な機能を失うような大震災を例に、水道の供給が断たれてしまってから復旧するまでの流れを見てみましょう。
まず、水道が止まって3日目に、タンク車などによる最低限の飲料水の供給が開始されます。4、5日目には、配水本管の付近に置かれた仮設給水栓からの給水が始まり、少量の生活用水が確保できるようになります。10日目以降を目安に仮設給水栓は配水支管の付近にも設けられ、数日おきに入浴が行える程度の水を確保できるようになるでしょう。その後、22日ほどで仮配管が設けられ、通常時と変わりない量の給水が行われるようになり、30日前後を目安に各戸給水が復旧するのです。
このように、震災時に水道が復旧するまでには、いくつもの過程を経る必要があるのです。

水道管の老朽化

地震で水道管の破壊を招いてしまう原因の1つに、水道管の老朽化が挙げられます。
日本の多くの場所に設置されている水道管のうち、多くは高度経済成長期の頃に設置された水道管です。 水道管の一般的な耐用年数は40年ほどとされているのですが、高度経済成長期は1970年代初頭までを指す時期であるため、日本の水道管の多くは耐用年数を過ぎてしまっています。

耐用年数を過ぎてしまった水道管でも、表面上は問題なく使用できているケースが多いのですが、実際には内部の劣化が徐々に進んでしまっています。 そのため、内部の塗装が剥げて水に赤錆が混ざったり、破損して漏水を起こしてしまったりするケースが多いのです。 仮に、このような状態で地震などの大きな衝撃を受けると、老朽化した水道管は一気に破損してしまいます。 災害はいつ訪れるかわからないものであるため、老朽化した水道管が放置されている状態は、好ましくありません。

水道管耐震化工事

国や自治体は、災害によって水道管が破損してしまわないよう、さまざまな対策を講じています。特に老朽化した水道管の交換は急務とされており、各地で続々と水道管の交換工事が行われています。

そんな水道管交換工事と並行して行われているのが、水道管の耐震化工事です。 地震による破損は、揺れや歪みによって発生しますが、水道管耐震化工事では水道管に伸縮性を持たせる特殊な施工を行うことにより、構造に余裕を持たせて揺れに強くしています。これにより、地面が歪んでも水道管がある程度伸縮するため、地震に対する耐久性を大いに高めることができるのです。水道管に耐震化工事を施せば、災害時に水の供給が断たれてしまうというリスクを、大いに低減することができます。
重要なライフラインである水の確保は、多くの人々の生活を助け、命を救うことに繋がるといえるでしょう。

給排水申請CADシステム「ANDES水匠」

あらゆる水道工事において必須となるのが、現場環境と施工内容に応じた図面の作成です。
以前まで、図面作成時は人の手による作業で行われていましたが、給排水申請CADシステム「ANDES水匠」をご活用いただくことで、作成の手間を大幅に削減することができます。直感的な使いやすさを追求しておりますので、使い慣れたOfficeと似た感覚で操作していただくことが可能です。

申請書類の作成においては入力項目の自動連携、頻出ワードの事前登録などが搭載されているため、パソコン入力が苦手な方でもスピーディーに書類を作成していただけます。簡易建築図や詳細建築図、給水平面図と立面図、排水申請図と竣工図なども自動機能を利用すれば、瞬時に完成させられる点が魅力です。
さらに材料集計や見積書の作成においても、「ANDES水匠」を利用することで、大幅な時間短縮が可能です。自動的に材料の集計が行われるため、市町村ごとにまとめられた材料表への入力も自動で行えます。材料の単価設定を行えば、Excelの見積書や請求書などに出力できるため、さまざまな用途に柔軟に対応できる点が「ANDES水匠」の強みです。

申請CADの枠に留まらない利便性で、水道工事を全面的にバックアップいたします。
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