初めてのCADにはJWCADがおすすめ？

現在、水道工事のサポートを目的としてCADの導入を検討されている方もいらっしゃるでしょう。CADを導入することができれば、水道工事におけるさまざまな場面で役立ってくれます。しかし、CADには多種多様な種類が存在しており、どれを導入すればいいのか戸惑ってしまいがちです。特に初めてのCADの場合、使いこなせるのかという不安がどうしても付きまとってしまうでしょう。

そこで今回は水道工事業者様に向けて、JWCADなどに関する情報をご紹介いたします。

初めて導入するCADに向いているソフトについて調べると、JWCADという名前を目にすることがあるでしょう。JWCADとは、1997年からインターネット上で配布されている二次元汎用CADソフトの名称で、無料で入手できるという点が大きな特徴です。無料とは言ってもさまざまな用途に使える性能を有しており、主に建築業界などを中心として幅広い業界において導入されています。初めて登場して以来、幾度となくバージョンアップを繰り返しながらも無料を維持し続けていることから、JWCADは幅広く普及しています。

初心者向けのCADソフトとして名前が挙げられることが多い理由は、無料だという点と利用者が多いという点です。利用者が多いことによってJWCADに関する操作方法の解説は、さまざまなところで見ることができます。例えば、本屋ではJWCADの解説本を購入することができ、動画サイトなどでもJWCADを扱うための解説動画を見ることができるでしょう。利用者の多さに伴ってマニュアルが数多く出回っているという点は、JWCADの大きな強みと言えます。

もしCADソフトとしてJWCADを選び、導入しようと思った場合、どんな手順でダウンロードを行えば良いのでしょうか。
JWCADのダウンロードにはさまざまな方法がありますが、最も確実で信頼性が高いのは公式サイト（https://www.jwcad.net/）からのダウンロードです。リンクを踏んでJWCADの公式サイトへ移行したら、「ダウンロード」と書いてあるボタンをクリックしましょう。

次に「jwcad.net」と書かれているボタンをクリックすると、JWCADのダウンロードが開始されます。時期や環境によっては数ヵ所にjwcad.netと書かれたボタンがある場合もありますが、上に表示されているボタンが最新版になるため、必ず上のボタンをクリックするようにしましょう。

しかし、JWCADはパソコンのスペックによって上手く動かない場合があります。OSはWindows2000、XP、Vista、7～10、CPUについてはIntel Core i5 2Hz以上、メモリー4GB以上、HDD500GB以上というのが、JWCADを正常に動作させるためのスペックの目安です。上記のスぺックはあくまで目安であり、古いパソコンほど動作が重くなり、不備が出やすくなるでしょう。できれば、Windows7以降のOSを使用し、空き容量も十分に確保した上でダウンロードすることをおすすめします。

JWCADは汎用性が高く、便利なCADソフトですが、あくまで無料ソフトであるため最先端の性能というわけではありません。想定している作業の内容によっては、性能が不十分である可能性もあるでしょう。CADを導入する際は、作業内容とソフトの性能を照らし合わせた上で熟考して決定する必要があります。

JWCADは各種マニュアルが充実している点も特徴ですが、それらは公式のものではありません。また、無料ソフトであるため、教本を見てもわからないことがあった場合にサポートを行ってくれるサービスなどがない点にも注意が必要です。他にも、JWCADを使いこなすためには、一定以上のパソコン操作のスキルや知識が求められるため、普段あまりパソコンを使っていない、使った経験が少ないという方は難しさを感じてしまうでしょう。

JWCADの導入がおすすめな方は、パソコンの操作に自信がある方や、想定している作業内容がJWCADで十分対応できそうな方が挙げられます。また、無料という点は非常に大きなメリットになるため、初期費用を抑えたい方にも非常におすすめのソフトだと言えるでしょう。一度JWCADを導入してみて、CADソフトの性能や操作感を試すという使い方をしてみるのもいいかもしれません。

CADの導入を検討されている方の中にも、あまりパソコンの操作が得意ではないという方もいるでしょう。また、パソコンの操作に苦手意識はなくとも、今までに使ったことがないJWCADの操作を勉強するための時間が取れないという方もいるのではないでしょうか。そういった場合には、JWCADではなく操作サポートなどのサービスが付いた有料CADを導入することをおすすめします。

有料CADであれば、操作がわからなくなってしまった、不具合が出てしまったといった場合にも、公式で適切なサポートやフォローを受けることができるでしょう。また、JWCADは建築を基本的な用途として設計された汎用CADですが、有料のCADにはより専門性の高いソフトが存在しています。そのため、水道工事に関する設計などを目的としてCADを導入する場合には、水道工事専用に開発されたCADソフトを導入することで、より利便性を向上できるでしょう。

水道工事に欠かせないのが、工事全体の作業内容や工程、使用する材料など、さまざまな内容を詳細に決定付けるための図面作成です。工事に際して必要なだけではなく、工事に伴う各種申請にも図面の提出が求められるため、図面作成を進めなければ水道工事を行うことはできません。しかし、図面作成は非常に手間のかかる作業です。そんな時にぜひ活用していただきたいのが、弊社が提供している給排水申請CADシステム「水匠NX」です。

弊社は長年CADシステムの作成を手掛けており、これまでに弊社が培ってきたさまざまな技術が水匠NXには詰め込まれています。図面作成においては設計図はもちろん、施工図や管轄図、その他さまざまな図面の作成に柔軟に対応することが可能です。また、申請についても細部にまで行き届いたサポートを行っており、全国の市町村ごとに異なる給排水申請書類や器具、仕様が網羅されています。さらに、書類作成を補助するための自動機能も搭載されているため、水道工事に関する知識が少ない方でも簡単に申請用の書類をつくることができるでしょう。

操作感はExcel、Word、PowerPointなどのofficeアプリと近く、すぐに使いこなすことができます。
水匠NXにご興味をお持ちいただけた際は、ぜひ弊社へ資料をご請求ください。