水匠NXコラム
水道申請/給排水申請CAD「水匠NX」のコラムです。
業界に関する役立つ情報をご紹介します。

水道工事の工事内容とは?必要性についてご紹介!

水道工事の工事内容とは?必要性についてご紹介!

人間にとって水は必要不可欠な存在であり、その水が運ばれてくる水道は社会を支える重要なライフラインの1つといえるでしょう。水道が存在していることで、飲料水としてはもちろん、 日々の調理や入浴、トイレなど、さまざまな用途に大量の水を使用することができます。そんな水道を家庭で利用できるようにするために欠かせない工事が、水道工事です。

今回は、そんな水道工事について工事の内容や 必要性をご紹介いたします。

給水管引き込み工事

給水管とは、水道本管から建物の内部へ清潔な水を運ぶための管を指しています。 そんな給水管を屋内に接続するための工事が給水管引き込み工事であり、さまざまな水道工事の中でも非常に重要な施工の1つです。

給水管引き込み工事とは

家庭で水道を使用できるようにするには、街中に通されている水道本管から水を引き込むことが必要です。水道本管は道路の下などに 沿う形で配置されていることが多く、給水管引き込み工事では家の新築時に水道本管から屋内へ水を運ぶための管を設置します。

給水管引き込み工事は、道路際に埋設されていることがほとんどであるため、重機などを用いてアスファルトを切断し、掘削して 本管を露出させた上で管を新設します。必然的に大規模な工事となるため、一時的に道路を止めた状態で工事を行わなければならない ケースが大半です。専門性が高い工事であり、業者の中でも指定給水装置工事事業者として自治体から認定を受けている業者のみ、 工事を行うことができます。

水道メーターよりも道路に近い側の工事は水道局が管理する公共事業となりますが、新築の給水管引き込み 工事は、例外的に施主が費用を負担することになります。

給水管引き込み工事の注意点

給水管引き込み工事を行う際には、施工に伴って生じる可能性があるさまざまなトラブルに気を付けなければなりません。 水道管は地中を通るため、地中の部分における隣家との境界が曖昧になりがちです。また、現場の近隣に私道がある際には、 その境界にも注意が必要です。敷地に関するトラブルは施主にご迷惑がかかってしまうため、施工時には細心の注意を払うことが 求められます。

他にも、水道管の口径などの寸法を誤り、施工が遅れてしまうケースも時折見られます。給水管は家庭内で水道を 利用するために欠かせない配管であり、施工の遅れは信頼と施工満足度を低下させてしまうため、注意が必要です。

室内配管工事

普段、住宅などで生活していく上で、水回り設備を欠くことはできません。水道に関するさまざまな配管工事のうち、 室内配管工事は住宅などで水回り設備を整えるための施工であり、非常に需要の多い施工の1つです。

室内配管工事とは

水道本管と給水管を接続し、住宅への引き込み完了後、続いて行われるのが室内配管工事です。これは水道メーターまで引き込んだ管を、 住宅の敷地内に点在している各水回り設備へ繋いでいく工事であり、別名「屋内配管工事」とも呼ばれます。家庭内には洗面所、風呂場、 台所、トイレと代表的なものだけを挙げても、いくつもの水道設備があり、それらは適切に水道を接続しなければ水を使うことができません。 水道メーターを介して管を配置すれば、水量を適切に計測しながら水を使用できるようになるため、水を使うための準備が半分以上完了した状態に なるといえるでしょう。

また、室内配管工事は住宅の新築時だけに限らず、リフォームで水回りの配置を変更したり、水回りの設備を新設、 撤去したりする際に行われることがあります。室内配管工事も給水管引き込み工事と同じく、指定給水装置工事事業者のみが行える工事になります。 この工事は水道メーターよりも住宅側で行われる工事であるため、基本的に行われる工事の費用はすべて施主の負担です。

室内配管工事で用いられる部材

室内配管工事で用いられる部材のうち、最も広く使用されているのが硬質ポリ塩化ビニル管です。厳密には「VP管」「HIVP管」「HTVP管」などの 種類があり、それぞれ環境や用途に応じて、細かな使い分けが行われています。

VP管は安価で加工がしやすく、耐久性にも優れていますが、 衝撃や温度変化に弱く、寒冷地での使用や給湯管としての使用には耐えられません。HIVP管は、耐衝撃性が高められたものですが、温度変化や 熱に弱い点に変わりはありません。HTVP管は、温度変化に対する耐性が高められた管で、給湯管への使用が可能となっています。また、もう1つ 頻繁に使われている管として、ポリ管の存在も把握しておきましょう。

ポリ管には、架橋ポリエチレン管とポリブデン管という硬さに違いがある 2種類が存在しており、現場での用途や形状によって使い分けられています。

下水道排水工事

日々の生活の中で使い終えた水は、排水として外側に排出されます。排水を排出するために欠かせないのが下水道であり、 都市の衛生環境を保つために役立っています。そのため、下水道排水工事は、現代の衛生管理の要である存在です。

下水道排水工事とは

ほとんどの水は、用途を終えれば流されます。しかし、衛生用の水などを排水する際は、排水を目的とした水道がなければなりません。そのための水道が下水道であり、 水回り設備に設けられている排水口から伸びている排水管によって、住宅と下水道は接続されています。

下水道排水工事は、排水管の設置を行う工事であり、 上水道と下水道は必ずセットで運用されます。そのため、新築時における水道工事は、下水道排水工事が終わらなければ完了ではありません。下水道に流された水は処理施設へ運ばれ、 適切な浄化処理を受けた上で河川に放流され、自然に還っていきます。大切な資源である水を社会に取り込みながら循環させていくためには、これらの工事が欠かせません。

下水道排水工事の工法

下水道排水工事では、地中に下水道を通すための穴を掘削しなければなりません。まず代表的な工法として挙げられる開削工法は、地面を掘り下げて土留めをした上で、 下水管を設置し、その場所を埋め直すという工法です。次に推進工法と呼ばれる方法では、掘進機を装着した推進管を、油圧を用いて発進立坑から到達立坑へ押し進めていき、 地下に管を埋設します。大規模な下水道において用いられるシールド工法は、トンネルの掘削などに用いられるシールドマシンを使って下水道を設置する工法です。 下水道を通す穴を掘るためには、現場の環境や下水道の口径に応じて、いくつかの工法が適宜選択されます。

水道工事に専用CADが用いられる理由とは

水道工事の現場では、無料で使用できる汎用の二次元CADではなく、専用CADが用いられる場面が多くあります。専用CADが使用される理由について詳しくご紹介します。 水道工事において、汎用CADと専用CADのどちらを導入するべきか迷っている方は参考にしてみてください。

図面や見積もり作成の効率化

水道工事の専用CADを利用するメリットとして挙げられるのが、図面作成の効率化です。専用CADの場合、さまざまな機能を使ってスムーズに水道工事の図面を作成することが できます。汎用CADの場合は、デジタル環境で作業ができるというメリットはありますが、細かな線引きなどは自身でやらなければなりません。しかし、専用CADには寸法などの データを入力するだけで、容易に水道工事の図面を作成できる機能が搭載されているソフトもあるため、利便性に優れています。

また、水道工事を行う際には、施工主へ 提案するための見積もりを作成しなければなりません。見積もりの作成についても、専用CADは優れたサポート機能を備えている場合があるため、さまざまな場面において 役立ってくれるでしょう。

業務の負担軽減

専用CADによる図面作成や見積もり作成のスムーズ化は、単純な作業効率の向上に役立つだけではありません。水道工事の各種事務作業には多くの時間を割かなければならず、 スタッフに大きな負担を強いてしまうことになりがちです。図面作成や見積もりの作成を担当するスタッフに負担が集中してしまうと、他業務に手を割くことができず、 結果として全体の進行にも影響が出る恐れがあります。

一方で、専用CADがあればそれらの事務作業の大幅な効率化を通して、現場における働きやすさを大いに向上させる ことができるでしょう。CADなどのデジタルツールの導入は政府によって推奨されており、積極的なDX化がもたらしてくれるメリットは大きなものだと言えます。

一定の品質を保てる

水道工事における図面は、施工品質を直接的に左右する存在です。従来の手作業で行われる図面作成の場合、担当者のコンディションによって、図面そのものの品質が左右されてしまう 場合があります。例えば、図面作成の担当者が高齢化してきた場合、目の老化によって細かい文字やまっすぐな線が引けなくなってしまい、作る図面が読みにくくなってしまう場合が あります。読みにくい図面は施工における誤解やトラブルを招きやすくなるため、水道工事の現場における大きなリスクとなるでしょう。専用CADで作られた図面は常に一定のクオリティを 保てるため、水道工事の施工クオリティを常に保ち続けることが可能となります。

サポートが充実している

CADは非常に便利なツールですが、デジタルツールにもトラブルが起きることはあります。また、使い方がわからず、うまく図面作成ができずに困ってしまうこともあるでしょう。 フリーソフトとして配布されている汎用二次元CADの場合は、わからないことがあってもサポートを受けることができません。一方、専用CADを使用する場合には、メーカーから 充実したサポートを受けることができ、常に安心して活用することができます。業務にCADを利用していく上で、操作関連や不具合についての詳細なサポートを受けられるという ことは、極めて心強い要素となるでしょう。

水道工事は生活を支える

日本は世界の数ある先進国の中でも、トップクラスに豊かな水資源に恵まれた国です。潤沢な水を安価に使うことができ、水道水もそのままの飲用に耐える清潔さと味の良さを誇っています。 そんな水道を支えている水道工事ですが、水道工事の活躍の場は前述の新設工事だけではありません。現在、日本全国に張り巡らされている水道管の多くは、昭和の高度経済成長期の頃に設置されたものです。

しかし、水道管は一般的な耐用年数が40年ほどとされており、多くの水道管は耐用年数を経過してしまっています。老朽化してしまった水道管は、内部の塗装が剥がれるなどの劣化が次第に進んでいき、 やがて破損・漏水といったトラブルに繋がりかねません。このように老朽化してしまった水道管の交換なども、水道工事の一環として行われています。他にも、破損してしまった水道管の修繕や災害に備えた水道の 耐震化工事などが各地で行われているため、水道工事は私たちの生活を密接に支えている存在といえるでしょう。

給排水申請CADシステム「水匠NX」

水道工事を行うためには、その現場に適した図面作成が欠かせません。従来の水道工事では、図面作成は地道な作業によって行われていましたが、そんな図面作成業務を大幅に効率化してくれるのが、 給排水申請CADシステム「水匠NX」です。

水匠NXには、長年の水道申請CAD開発で 弊社が培ってきたノウハウが数多く搭載されており、水道申請に関わる書類や図面の作成を素早く行うことができます。水道申請の知識がない方が扱う場合も、自動機能を使用することで簡単に書類を 作成できる点が大きな特徴です。Excel、Word、PowerPointといったofficeアプリケーションと操作性が近く、日頃のPC操作とほぼ変わりない使用感を体感することができます。

また、PDF図面自動CAD化機能、ラスベク変換機能(ScanWaveLite連携)が搭載されている点も特徴であり、建築図の作図工数の大幅な削減が実現可能です。水道工事の現場では、設計図や施工図、 作業日報など多数の書類が必要となりますが、それらの本管図面作成を一括で効率化できます。

他にも、各市町村の給排水申請書類、器具、仕様が搭載されているため、国内のあらゆる土地と 環境に対応することが可能です。水匠NXは申請CADの枠を超えた性能で、水道工事に関するあらゆる業務を最大限にバックアップいたします。

水匠NXの導入をご検討中の方で資料請求をご希望の方は、 まずはお気軽にお問い合わせください。

製品の詳細は製品ページに記載しておりますので、ぜひご覧いただければ幸いでございます。

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