ANDES水匠コラム
水道申請/給排水申請CAD「ANDES水匠」のコラムです。
業界に関する役立つ情報をご紹介します。

水道工事に関わる図面とは?‐排水編‐

水道工事に関わる図面とは?‐排水編‐
水道工事を行う際に大変な作業の1つが、工事で用いる図面の作成です。地上だけでなく地下も掘削していく水道工事では、平面図や立面図など複数の図面を作成する必要があります。また、仮に図面に誤りがあれば工事に大きな影響が出てしまうため、図面を作成する際は高い技術と細心の注意が求められると言えるでしょう。水道工事を行う際は水道を管理している自治体に図面を提出するなど、図面の作成以外にも所定の手続きが必要になります。

そこで今回は水道工事の1つである排水工事をテーマに、図面の役割や重要性をご紹介いたします。

排水工事の流れ

まずは排水工事全体の流れを、順を追ってご紹介いたします。
排水工事にはさまざまな種類の施工が存在しますが、ここでは新築住宅における新設工事を例に挙げて見ていきましょう。

水道工事全般は、施工主が水道工事業者に水道工事を依頼することから始まります。新築住宅における排水工事の依頼を受けた業者は、事前に工事を行うための調査を行う必要があります。新規で配管を設置する場合は、道路の下などを通っている下水管に住宅の排水設備を接続する必要があるため、現地の状況や地質の把握、既設の埋設管などを事前に把握しておくことが重要です。

工事に必要な事前調査が終了すると、調査結果をもとに工事で用いられる図面を作成します。それに並行して、工事そのものや道路占有に関する承諾・許可の申請を行い、図面と共に自治体へ提出し、審査を通過することで工事の許可を得られます。また、着工する前は道路の通行規制を行わなければなりません。人や車の行き来を止めた上で舗装の切断を行い、地形の勾配に合わせて排水管や雨水管などを設置します。

設置が完了した後は地質によって地盤沈下防止の処置などを行い、適切な排水が行われているかどうかを確認した後に、道路の状態を元に戻すための復旧工事を進めていきます。人や車が通常通り往来できる状態に復旧した後、工事に関する書類提出などの後処理を終えると、一通りの排水工事が完了です。

排水平面図とは

排水工事に用いられる図面にはいくつかの種類がありますが、その中でも特に頻繁に用いられる図面が「排水平面図」です。

平面図とは、建物の間取り図のように図示する対象を上から見下ろして平面の図面に起こしたものであり、工事の全貌を把握するために必要不可欠な図面です。この平面図は工事の申請時にも用いられ、自治体に提出する必要があります。誰が見てもわかるように共通の記号を使用していることが特徴であり、排水平面図を作成する際は決められた規定通りに作成することがポイントです。
また、線がまっすぐ引けていなかったり、角度がズレていたりする場合は、全体に矛盾が生じてしまう可能性もあるため、平面図の作成時は慎重な作業が求められます。

縦断図とは

上から見下ろした角度で図面を描く平面図に対し、横から見た配管の様子を立体的に示した図面を「縦断図」といいます。

排水工事のように地中の配管にアクセスする必要のある工事においては、縦断図の存在が必要不可欠です。また、工事では水道管以外の配管が埋まっているケースもあるため、それらに干渉してしまわないような図面を作成する必要があります。平面図だけでは排水設備の工事を行うことはできず、反対に縦断図だけでも工事に関する正確な情報を得ることはできません。これらの図面がお互いの情報を補いあっているため、正確な水道工事を実現できます。

図面作成の大変さ

排水工事で用いられる図面には、硬質塩化ビニルや管鉄筋コンクリート管といった管の種類や、どのぐらいの厚みの材質が使用されているかなど、多くの情報が記載されます。さらに、洗面台、台所や浴室、大便器や小便器といった水回りの各設備や、汚水ます、雨水ます、浄化槽、トラップなど、排水に関するあらゆる設備を記号で詳細に図示しなければなりません。加えて、各種の管の長さや汚水ますなどの口径、幅や深さ、勾配なども記載する必要があるため、常に細かな作業を求められるのが特徴です。

また、昨今は以前に比べて建物のバリエーションも増えています。ビルやタワーマンションのような大型の建物の図面作成は非常に複雑であるため、建物ごとに異なる仕様を適切に把握しておく必要があります。しかし、図面の作成技術は知識としての体系化が進んでいないため、業者によっては図面作成の技術が十分でない方が手探りで図面を作成しているという状況もあるでしょう。自治体ごとに求められる図面が変化することもあるので、図面作成は想像以上に工数が必要な作業です。

実際に図面を作成する際に汎用CADや手書きで行うと多くの工数を要しますが、水道工事に関する専用CADを活用することで効率よく作成できるため、図面作成を効率化したい方は専用CADを検討してみてください。

排水工事は私たちのライフラインを守り、公衆の衛生を保つための社会的意義が大きい工事だということを常に認識しておくことが大切です。図面作成作業は大変ですが、専用CADなども活用しながら常に工事の品質を保持できる図面を作成する心がけが重要になります。

給排水申請CADシステム「ANDES水匠」

水道工事に関する図面を手作業で進めようとすると、想像以上に大きな手間がかかってしまいます。そんな図面作成をサポートするために開発された製品が、給排水申請CADシステム「ANDES水匠」です。

「ANDES水匠」は平面図や縦断図をはじめとした、水道工事に関するあらゆる図面の作成作業を大幅に簡略化することができます。ます表や排水立面図などの作成にも対応しており、他CADや紙の図面からデータを取り込むことも可能であるため、連動して作業を行えば工事の全体像を的確に把握できます。

CADソフトに対して、操作が難しそうというイメージを持っている方も多くいらっしゃいますが「ANDES水匠」はofficeソフトと共通したシンプルな操作性が大きな特徴です。複雑な操作は発生しないため、PC操作に苦手意識のある方や、まだ図面作成に関しての知識が不安な方でも、安心してご利用いただけます。

また「ANDES水匠」は図面だけでなく、水道工事に関する各種申請書類も作成可能です。水道工事の申請書類を作成する際は、形式や必要書類が自治体によって異なる点がネックになりがちですが、「ANDES水匠」には全国の市区町村ごとのデータが網羅されています。このデータを活用することで、施工要領や細かな仕様をチェックする手間が省けるので、これまで事務に費やしていた時間を大幅に短縮することも可能です。

「ANDES水匠」に関する詳しい製品情報につきましては、ぜひお気軽に資料請求をお求めください。
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