電匠NXコラム
電気設備CAD 「電匠NX」のコラムです。
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電気工事用CADを使えば作業効率は上がるのか?電気設備CADシステム

電気工事用CADを使えば作業効率は上がるのか?電気設備CADシステム

CADとは、コンピュータを使用することで設計を便利に行うツールであり、建設業界をはじめさまざまな業界で導入されています。電気工事業界においてもCADを取り入れている企業は多く、そのニーズに合わせた多種多様なCADシステムも、多く開発され続けています。しかし実際のところ、作業効率の面ではどのような効果があるのか、CADを導入されていない方にとっては不安や疑問を感じる点もあることでしょう。

そこで今回は、電気工事用CADの特徴や機能を重点的にご紹介し、作業効率の向上に繋がる理由を詳しく解説してまいります。まだ電気CADを導入していない電気工事業者様は、ぜひ参考になさってください。

電気工事用CADを使えば作業効率は上がるのか?

電気工事用CADを使用することで、作業を効率的に進めることができます。実際に、多くの企業が電気工事用CADを取り入れて活用しており、それにより従来の不便や工数の多さを改善できたという報告があります。特に電気工事用CADは、図面作成や電力会社への申請書のための作成業務の効率化において効果的です。また、汎用CADと比較すると、専用CADの作業効率は4倍にも及ぶとのデータも出ています。

その理由は、電気工事用CADには汎用CADにはない電気工事に特化した専門性の高い知識や情報が搭載されていることや、機能性、操作性、互換性の高さなどの面において長けているからです。電気工事用CADには、豊富な自動作成機能や自動計算機能が搭載されているので、それらを利用すれば手作業と比べても、断然手間はかかりません。さらに、多彩な機能を生かして、図面の作成以外の材料や工程管理にも役立てられるので、時間、コスト、生産など電気工事全般の作業において効率化することができます。

電気工事用CADと汎用CADの違い

CADは数多くの種類がリリースされており、それぞれが細かく異なる機能を備えています。大きな括りで見ても、建設業全体に用いられる汎用CADと、それぞれの施工分野に特化した機能を備えた専用CADでは全くの別物と言えるほど機能が異なっています。電気工事は建設業界の中でも専門性の高い技術が用いられている分野であり、必然的に施工にも専門知識が求められるため、電気工事用CADの利用によって得られるメリットは非常に大きいです。

ここからは、電気工事専用のCADと汎用CADの違いをご紹介いたします。

機能面の違い

機能面の違いとして挙げられるのが、電気工事の図面作成に特化していることです。汎用CADは一般的な建設業の設計図作成などには十分な機能を備えていますが、電気工事における配線図などの作成に適しているとは言えません。配線図を作成するためには電気記号を細かく用いる必要がありますが、汎用CADにはその機能が搭載されていません。

対して、電気工事に特化したCADであれば、図面記号などが網羅されており、他にも電気工事に関する図面作成に役立つ機能が豊富に搭載されています。他にも、電気工事に関する見積もりの作成や拾い出し機能など、電気工事ならではの業務に対応した性能を有しているため、電気工事で発生する業務の円滑化に大いに役立ちます。

価格の違い

専門的な内容に特化したCADと汎用CADは、導入時の価格に大きな違いがあります。電気工事用CADなどの各分野に特化した専用CADは、多くの場合有料で、導入時に初期費用が発生するケースが多いです。機能が充実している反面、コスト面での負担が大きくなります。

一方で、汎用CADは無料で導入できるフリーソフトとしてネット上で配布されているものが多く、導入コストを抑えることができます。そのため、初期費用をかけずに気軽に試せるのが特徴です。また、CADの操作に不安を感じるユーザーもいますが、無料の汎用CADなら試しやすく、気軽に利用できることが大きな強みです。

サポート面の違い

価格面などで導入時の敷居が高いことが電気工事用CADなどの専用CADの弱点とご紹介しましたが、反面、有料ソフトである強みとして、専用CADはメーカーによる充実したサポートが用意されています。

CADの扱いに不安を抱くユーザーが多いという悩みに対して、メーカー側でサポートを用意していることが多く、導入後に使いこなせなかったという状態を避けるために導入時や操作のサポートを受けられることが特徴です。

導入時のセットアップや利用法がわからなかった時の遠隔サポート、製品全般に関するさまざまなサポートが用意されており、安心して運用できます。サポート面の有無を含めて導入を検討する際は、各種工事に特化した専用CADの導入をおすすめします。

作業効率を上げる電気工事用CADの機能

電気工事用CADには、作業効率を上げるためのさまざまな便利な機能が搭載されています。

電気CADはいわば、ベテラン電気工事士が設計や図面作成において手作業で行う一連の工程を、すべてシステム化したものといえます。そのため、システム自体の専門性が高く、図面作成を初めて行うという人でも電気工事に必要な情報や知識を収集する必要はありません。

クリック操作で作業を進めることのできるワンクリック操作機能や、計算、拾い出し、シンボル配置、配線など細々とした操作もすべて自動化されているので他の複雑な作業は不要です。その他、手書き図面のデータ化、見積もり作成、請求書作成などができる自動機能も携えており、1システムで多くの工数を完結できるため、大幅な時間短縮に繋げられるでしょう。

電気工事用CADを使う場合と使わない場合の時間効率の違い

電気工事用CADを使う場合と、使わない場合の時間効率には目に見えて大きな差があります。まず、電気工事用CADを使用していない場合、手書きやExcelファイル上で製図や設計をしている方が多いのではないでしょうか。

その場合、システムやソフト導入に係る初期費用も必要なく、また熟練者が担当するのであれば信用度が高いというメリットもあります。しかし、手書き作業には多くの時間が必要です。また、担当者の能力によっては仕上がりに大きな差が出てしまうため、万一ミスがあれば修正や描き直しのために再び時間を費やすこととなります。

一方、電気製図、設計に特化した機能を持つ電気工事用CADを使用した場合は、担当する人に関わらず仕上がりに差が出ずより効率よく図面を仕上げることが可能です。その理由としては、電気工事用CADには電気設備工事専用のパーツや図面記号が登録されていることや、優れた自動機能の働きが挙げられます。自動機能を利用すれば図面上で修正箇所が発生した場合も、手書きのように消しゴムや定規を用いて修正を行う必要もなく、データ登録機能によって以前作成した図面データをすぐに閲覧できるなど、時間効率の向上を図れるでしょう。

CADの作業効率を上げる具体的な方法

CADを導入すると作業効率が上がりますが、使い方次第ではさらに効率よく業務を進めることができます。まず、電気工事に関わる設計作業を進める上で最も多く手間がかかると言われているのが、図面作成作業です。電気設計では回路図、制御盤、配電盤などの外形図や盤図作成が重要であるため、この工程で神経を使う人も多いです。また、工事の規模が大きいなどの場合には図面に書き起こすだけでもかなりの時間がかかってしまうでしょう。

そんな時には、電気工事用CADに搭載されている図面や回路の標準化機能を利用すれば、過去の図面と照らし合わせたり参考にしたりすることができるので、図面作成の度に一から計画を練り直す必要がありません。過去データから同型の部品やシンボルなどをコピーして使用すれば、作業が捗るのに加えて、計画の練り直しによる人為的なミスを防ぐこともできるでしょう。

電気工事用CADの選び方

電気工事用CADは有用なツールですが、数多くの種類が販売されているため、何を導入すれば良いか迷う方も多くいらっしゃいます。電気工事用などの各分野の専用CADは導入時に一定のコストが必要になるので、事前に製品の選び方を知っておくことが大切です。

ここからは、導入時に失敗するリスクを減らすために電気工事用CADを導入する際のポイントをご紹介いたします。

操作性が良い

電気工事用のCADとしてリリースされているソフトには、基本的に電気工事に適した機能が豊富に搭載されています。そのため、電気工事用CADと分類されているCADを導入したにも関わらず、電気工事で活用できる機能が備えられていなかったという心配は不要と言えます。

機能面への心配が不要な反面、ソフトを選ぶ重要な判断基準となるのが操作性です。仮に電気工事の図面作成に関する数多くのサポート機能が備えられていたとしても、取り扱いに手間がかかってしまえば、業務を円滑に進めることができません。CADを導入する主な目的は業務の効率化を図ることであるため、ソフトを選ぶ際は基本的なPC操作が可能なスキルがあれば使いこなせるかなど、操作性の良さを優先的にチェックすることをおすすめします。

用途に合ったCADを選ぶ

電気工事用CADとして販売されているソフトの種類は多岐にわたるため、自社が行っている工事に特化したCADを選ぶことが重要になります。

電気工事で行われる施工にはさまざまな種類がありますが、例えば重要性が高く、需要も高い施工として挙げられるのが消防関連の施工です。消防関連の電気工事では、自動火災報知設備やスプリンクラー設備などの設計図や系統図を作成することが特徴です。消防関連の施工に特化した電気工事用CADであれば、各業務に応じた機能を活用することで作業の大幅な効率化を図れます。

他の施工分野も同様に特化した機能が存在するため、電気工事用CADを導入する際は必ず工事・用途に合ったソフトを選ぶようにしましょう。

データの互換性

電気工事を手掛けていく上で必要な事務作業は、図面作成だけではありません。現場や施工内容に応じて、図面以外のさまざまな書類の作成が求められます。

例えば、電気工事を受注した際は、顧客に対して見積もり書を提示しなければなりません。電気工事用CADには、見積書の作成をサポートする機能を備えているものもあり、便利に活用できます。

また、施工の内容によっては各種申請書を提出することも多く、申請書の作成は電気工事で発生する工数を圧迫している業務と言えます。各種申請書の作成に対応したCADもあるため、これらの各書類を作成できるかどうかなどを導入前にチェックしておきましょう。

作図以外の機能をチェック

電気工事を手掛けていく上で必要な事務作業は、図面作成だけではありません。現場や施工内容に応じて、図面以外のさまざまな書類の作成が求められます。

例えば、電気工事を受注した際は、顧客に対して見積もり書を提示しなければなりません。電気工事用CADには、見積書の作成をサポートする機能を備えているものもあり、便利に活用できます。

また、施工の内容によっては各種申請書を提出することも多く、申請書の作成は電気工事で発生する工数を圧迫している業務と言えます。各種申請書の作成に対応したCADもあるため、これらの各書類を作成できるかどうかなどを導入前にチェックしておきましょう。

電気設備CADシステム「電匠NX」

電気工事設計や図面作成を効率的に行うためにおすすめなのが、システムズナカシマが開発・提供している「電匠NX」です。電匠NXは、電気設備工事に特化した機能を携え、図面作成業務を中心に効率アップを図る目的で作られた電気工事専用CADシステムです。

弊社の長年にわたるCAD開発歴から培ったノウハウと現場の声をもとに考案しましたので、設計図や施工図はもちろん、電力会社の申請書類などの作成も素早く作成できます。また、当システムは早期運用を可能とするために、Officeアプリケーションの操作性と同等の作りにしていますので、CADに不慣れな方でもすぐにご利用いただけます。

機能面では、電気工事図面に必要となる電気記号、コンセント・スイッチ、配線、照明機器などのシンボルも多数搭載しており、さらに設置や配線も自動設置機能でラクラク操作が可能です。図面作成後の確認作業に便利な機器、配線等の凡例表の自動作成ができる機能もございますので、作図から確認までトータルで活用できるでしょう。

なお、システムを使いこなせるか不安があるという方には、導入時にマンツーマンレクチャーを行っておりますので、多くの社員の方々が、システムの操作をいち早く習得するためにもぜひ、お役立てください。電匠NXについてはぜひ商品ページもお目通しいただけますと幸いです。

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