ANDES電匠コラム
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電気工事におけるコンセント増設の工程と役割

電気工事におけるコンセント増設の工程と役割
電気工事では社会を支える重要なインフラである電気を取り扱っており、電気を利用していくためのさまざまな施工を行っていきます。その中でも重要性が高く、電気を利用していくために欠かせない施工として挙げられるのが、コンセントに関する施工です。人が暮らしたり仕事の場として利用したりする建物において、電気を取り込むためのコンセントの存在は欠かせません。そして、電気工事士にとっては、そんなコンセントに関する施工は基本かつ極めて重要な業務だと言えるでしょう。

今回は、電気工事に関する知識として、コンセントを増設するための施工について、さまざまな情報をご紹介いたします。

電気工事とコンセント

まずは電気工事とコンセントの関係について見ていきましょう。現代社会において電気は発電所においてつくられ、電線を通して各地に運ばれていきます。電線から各建物の内部に引き込まれた電気は、壁の内側に張り巡らされた配線によって建物の全体に広がっており、その出口として設けられるのがコンセントになります。同じインフラである水道と類似した仕組みであり、電線は水道管、コンセントは蛇口と例えられることも多いです。

また、コンセントで誤解されがちなのが、家電製品などに備えられているコードの先端にある挿入部分をコンセントとして指すことです。本来コンセントと呼ばれるのは壁や床に設けられる挿し口であり、コードの先端の金具はプラグであるため、施工に携わる際には正確に認識しておきましょう。このコンセントの設置は、電気工事によってのみ行うことが可能です。そして、配線に関わる施工は危険な電圧を扱うことになるため、電気工事士の資格を取得していなければ行えない施工になります。

電気工事でのコンセント増設の工程

コンセントに関わる施工にはさまざまな種類がありますが、需要の高い施工として挙げられるのがコンセントの増設です。例えば、住宅において希望したレイアウトに家具や家電を配置する際に、家電に家具が届かないといったケースでは、コンセントの増設が有効的です。また、利用したい家電の数に対してコンセントが足りないというケースにも、コンセント増設工事は有力な選択肢となるでしょう。

コンセントを増設するための施工では、既存の配線から分岐させる方法か、分電盤から新しく配線を行うという方法のいずれかが現場の環境に応じて選択されます。いずれの工法についても配線の位置を確認した上で、壁の中に通してある配線に沿う形でコンセントを設置していかなければなりません。まず事故を防止するためにブレーカーを落とし、コンセントを増設したい位置の壁に穴を開けていきます。その穴からケーブルを通し、配線と接続した上で、コンセントと配線を繋ぎ、電気の供給を行えるようになった状態でコンセントを壁に取り付けることで、一連の施工が完了となります。

電気工事でのコンセント増設の注意点

コンセント増設工事を行う際には、いくつかの注意点を意識する必要があります。まず必ず行わなければならないのが、施工に取り掛かる前にブレーカーを落とすという工程です。コンセント増設工事は直接配線に干渉する施工であり、もし電気が流れている状態で施工に取り掛かろうとすれば、感電事故が起きてしまうでしょう。また、ブレーカーを落とさずに施工を進めるとショートし、火花が散ることによって火災が発生してしまうリスクもあります。自分の安全と現場の安全の両方を守る意味で、ブレーカーは必ず忘れずに落とすことを心がけましょう。

また、お客様のご要望によっては高所にコンセントを増設する場合もあります。その際には足場を安定させて施工に臨むことを心がけなければ、手元を誤って感電事故が起きたり、転落事故が起きたりするリスクが出てくるでしょう。時には狭い環境で行わなければならない場合もあり、安定して作業を行えるよう、横着することなく環境を整えた上で施工に臨むことは、常に意識するべきポイントだと言えます。

電気工事における施工計画の重要性

コンセントの増設工事では配線に関する施工である関係上、配線の位置を正確に確認・把握した上で、効率的に施工することが重要となります。そこで重要になるのが、適切な施工計画を立てた上で実際の作業に臨むことです。コンセントの増設を依頼してくださるお客様の多くは、コンセントに関するお悩みを抱えています。家電製品が思うように使用できない状態や、コンセント位置の問題でコードが交錯することによって屋内が散らかって見える状態を改善していくためには、質の高い施工が欠かせません。お客様のお悩みを適切に解決し、満足度の高い電気工事を提供していくためには、正確な施工計画を立てた上でそれに沿った施工を行っていくことが重要だと言えるでしょう。

電気工事の事務作業をサポートする「ANDES電匠」

電気工事の現場において、質の高い施工計画を立てるためには図面の存在が不可欠です。しかし、電気工事の図面作成には手間がかかり、全体の業務を圧迫してしまうことも少なくありません。弊社が提供している電気工事専用CADシステム「ANDES電匠」を使用することで、図面作成を効率的に行うことができます。

ANDES電匠は、電気工事における図面作成を複合的にサポートすることが可能であり、PC上でさまざまな図面を手軽に作成できる点が大きな特徴です。電気工事CADを利用すれば作業スペースを圧迫することなく、柔軟に図面作成を進めていくことが可能になります。対応している図面の種類も多く、多彩な設計図や施工図を作成できる他、電力会社の施工証明書をつくることも可能です。さらに電気工事を手掛けていく上で必要になることも多い、お客様へ施工内容を提案するためのプラン図の作成などにも活用していただけます。

PCを利用した図面作成と聞くと、難しそうに思われてしまう方も多いかもしれません。しかし、ANDES電匠は多くの方が使用しているofficeソフトと共通した操作性が特徴であるため、安心して利用することができます。PCに不慣れな方であってもすぐに慣れていただくことができ、分からないことがあれば万全のサポートを行わせていただきます。ANDES電匠に関心をお持ちいただけましたら、ぜひ弊社ホームページから商品の詳細な資料をご請求ください。
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