ANDES電匠コラム
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電圧を変更するメリットとは?電気工事における電圧を徹底解説

電圧を変更するメリットとは?電気工事における電圧を徹底解説
電気工事には多種多様な種類の業務が存在しており、電気に関する幅広い知識を身に付けていくことが求められます。電気のエキスパートとして活躍していくためには、電気の基礎から応用まで、十分な知識を習得しておかなければなりません。そんな電気に関する施工の中で、幅広い業務の根幹を担っていくために欠かせないことが、電圧に関する知識です。電圧に関する基礎知識があると、どのような施工に携わる場合でも常に役立つといえるでしょう。

そこで今回は、電圧の変更を行うことによって得られるメリットをはじめ、電気工事業界で働いていくために必要な電圧に関するさまざまな知識を、わかりやすくご紹介いたします。

電気工事における電圧とは

電気工事に携わっていくために欠かせない要素である電圧について、改めてその概要を確認しておきましょう。電圧とは2点の間に生まれる電位差を指す言葉であり、ボルトという単位で表記されます。消費される電力の値として使用される単位であるワットは、電気が流れる量であるアンペアと上記のボルトを掛け合わせることで算出される数値であり、電気を扱うための基礎知識です。

日本では、一般家庭において使用される電圧の目安は100ボルトですが、使用される電力量によっては200ボルト以上の電気が必要になるケースも少なくありません。なお、100ボルトという数値はあくまで国内における目安であり、海外では220ボルトを基準に設定されている国もあります。そのため、海外旅行に国内から持参したドライヤーなどの家電製品を使用した際、壊れてしまう場合がありますが、これは想定されている電圧の差によって生じる現象になっています。電気工事ではアンペア、ボルト、ワットに関する数値を細かく意識する必要があり、安全性を保ちながら正確な施工を行うためには、それぞれの把握と正しい運用が欠かせません。

電気工事における電圧の変更

電気工事において行われる電圧の変更は、100ボルトの電圧では想定している電力を賄うことができず、200ボルトに変更したいといったケースにおいて行われます。この施工はオフィスなどにおいて行われますが、実際に業務用エアコンなどの大型電化製品には200ボルトの電圧でなければ動かないものも存在しています。業務用に用意された電化製品は200ボルトでの運用を想定しているものが多く、そのような電化製品を使用する予定のあるオフィスなどでは、100ボルトの設定だと不便を感じる場面が多いです。電気工事では、このような問題を解決するために電圧を変更する工事の依頼を受けるケースが多いため、基本的な知識を事前にチェックしておきましょう。

電圧変更によるメリット

電圧を100ボルトから200ボルトへ変更することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。まず、前提として電圧の変更を行っても、電気代に大きな差が出ることはありません。電気代は消費電力と使用時間、電気単価によって算出されており、100ボルトと200ボルトとではアンペア数しか変わらず、消費電力や使用時間、電気単価への影響はほぼありません。

そのことを踏まえて200ボルトへの変更のメリットを見ると、アンペアに余裕ができるという点が挙げられます。100ボルトと200ボルトでは、同じワット数でもアンペア数が半分で済み、同時に使用できる電化製日の数が増加します。特に、多くの電化製品を同時に稼働させていく必要のあるオフィスをはじめとするさまざまな職場では、電圧変更によって得られる恩恵が非常に大きなものとなるでしょう。なお、200ボルトに変更しても既存の100ボルト用の電化製品が使えなくなるということもないため、その点においてもデメリットの心配がありません。

電圧変更の施工内容

電圧を変更することによって得られるメリットを踏まえた上で、電圧変更のために行われる電気工事の施工内容を見ていきましょう。日本国内で200ボルトの電圧を使用する場合には、2本の電圧線と1本の中性線の合計3本の電線を利用する単相3線式という仕組みを導入する必要があります。なお、日本ではほとんどの物件において単相3線式があらかじめ設けられています。しかし、分電盤からコンセントまでの配線は100ボルトの設定となっていることから、そのままでは200ボルトを使用することができません。そのため、電圧変更に関する施工を行う際は、現地調査などを通じて単相3線式が用意されている物件かどうかを確認しましょう。

単相3線式が既に設けられている場合は、シンプルな屋内配線工事のみで電圧を200ボルトに変更することができるでしょう。単相3線式が導入されていない場合は、屋外から屋内まで単相3線式の形となるように電線を引き込まなければなりません。その際に、まず電力計とブレーカーを200ボルトの電圧に対応しているものに交換した上で、ブレーカーから各所に設けられているコンセントへ配線を引いていく必要があります。加えて、コンセント自体も200ボルトの電圧に対応したものに変更しておかなければ、配線だけを変更しても電気を使用することができません。大掛かりな施工のように感じられるかもしれませんが、基本的に一般的なオフィス程度の現場であれば、1日以内に施工を終えることができるでしょう。

電気工事専用CADシステム「ANDES電匠」導入のメリット

「ANDES電匠」は電気工事に伴う図面作成など、さまざまな事務作業をサポートすることを目的に弊社が製作したCADソフトです。弊社は長年にわたってCAD開発を手掛けてきており、そのノウハウをANDES電匠に余すところなく詰め込みました。ご紹介させていただいた電圧変更のための施工をはじめ、電気工事の現場では配線に関する施工などの指針となる図面の作成が欠かせません。仮に図面がない状態で施工に臨めばミスが生じ、電気が正しく供給されなくなってしまう可能性もあるため、図面作成は電気工事における要を担う業務といえるでしょう。

しかし、図面作成には多くの手間が伴い、担当するスタッフの負担が大きくなってしまいがちです。そんな時に電気工事専用に設計されたCADシステムであるANDES電匠をご導入いただければ、数値の入力や網羅されている図面記号を選択いただくだけで、完璧な図面を完成させられます。操作性も極めてシンプルとなっており、図面作成の大幅な労力削減を実現いただくことが可能です。他にも書類作成に関する万全のサポート機能を搭載しており、電気工事におけるあらゆる事務作業を効率化できます。

導入時は丁寧なスタートアップを行わせていただくほか、分からないことがあればいつでもお尋ねいただくことが可能です。ご興味をお持ちいただけた際には、ぜひ弊社へ各種資料をご請求ください。
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