気になる!電気工事士の年収は?キャリアアップについてもご紹介

現代社会を支える重要なエネルギー源である電気は、私たちの生活に欠かせない最重要のインフラとなっています。また、電気設備を扱い関連するさまざまな施工を行う電気工事士は、現代社会におけるインフラをつくり、維持していくために大きな役割を担っています。
そんな電気工事士として働くことを考える際に気になることは、電気工事士の年収やどのようなキャリアを進められるかという点ではないでしょうか?
今回は電気工事士を志望されている方に向けて、年収に関する情報やキャリアアップを目指していくために役立つ情報を詳しくご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
電気工事で活躍する電気工事士
電気工事士の基本情報として、電気工事士の概要について見ていきましょう。電気工事士は、電気に関する各種設備の施工を専門的に取り扱う職業を指します。電気は現代社会において最も広く用いられているエネルギーであり、電気がなければ現代社会を円滑に進めることは不可能です。
しかし、電気は便利であると同時に、扱いを誤ると感電・漏電による火災などのさまざまな事故の原因になってしまいます。そのため、電気工事士として働いていくためには電気のプロフェッショナルとして認定されるための、国家資格を取得しなければなりません。電気工事士の資格は第一種電気工事士、第二種電気工事士に区分されており、第一種が第二種よりも扱える業務内容が幅広く、より高度な作業に対応可能です。
電気工事士の平均年収
気になる平均年収について、具体的な数値をもとにご紹介をいたします。日本ではさまざまな職業の平均年収について、厚生労働省が賃金構造基本統計調査というデータを公表しています。
この調査によると、電気工事士の平均的な年収は、先述の通り男性の場合で約462万円です。近年は女性で電気工事士として働く方も以前より増えていますが、基本的に女性の電気工事士の方が男性の電気工事士に比べて、若干平均年収が下がる傾向にあります。電気工事士はキャリア年数に応じて年収が上がっていく傾向にあるため、女性が結婚などを理由に退職されるケースが多いことも、平均年収の差に影響していると言えるでしょう。
冒頭でも述べた通り、電気は現代社会において最も重要な位置を占めているエネルギーであり、生活に必要不可欠なインフラとして大きな役割を担っています。インフラに関連する施工を行う業種は総じて業績が安定しやすいと言われており、電気工事士も安定した収入を得やすい職種と言えるでしょう。
電気工事士のケース別平均年収
電気工事士の年収について、ケース別により詳しく見ていきましょう。電気工事士の収入額を大きく左右する要素として挙げられるのが、上の項目で述べた第一種・第二種という電気工事士の区分です。
基本的に第一種電気工事士は第二種電気工事士の上位資格となっており、収入についても第一種電気工事士が高い傾向があります。具体的には第二種電気工事士を取得している電気工事士の平均年収は約300万から450万円ほどで、第一種になると400万から500万円ほどの間で推移します。
勤続年数も年収を大きく左右する要素です。新人の1年目は約270万円、2年目から4年目は約360万円、5年目から9年目は約400万円ほどで推移します。そこから10年以上になると取得した資格・働き方によって、500万円以上の年収を目指していくことも可能です。
また、大きく年収をアップできる可能性のある要素としては、独立が挙げられます。独立して一人親方として働いていく場合は、起業するリスクなどが伴うもののより大きな収入を目指すことができます。例えば、事業が軌道に乗れば約700万円前後の年収を得られる場合もあるため、1つの目標として独立を選択肢に入れることも一案と言えるでしょう。
ただし、一人親方として働く場合は負担も大きく増え、仮に経営を軌道に乗せられなかった場合の金銭的なリスクも考慮しなければならないため、メリット・デメリットの両面を意識する必要があります。
電気工事士が電気工事業界でキャリアアップする方法
電気工事士が電気工事業界でキャリアアップを目指す場合、まず重要になることは一定の年数腰を据えて働き、さまざまな現場における経験を積み重ねていくことです。多数の現場で豊富な施工経験を重ねることで、自然と高度なスキルが身につきます。
同時にもう1つ意識していきたいことが、各種資格の取得です。第一種電気工事士の資格を取得すれば、扱える業務内容が飛躍的に増え、大幅なキャリアアップを狙うことができます。
また、現場における管理者を担っていくためには、電気工事施工管理技士の資格取得も大いに役立ちます。電気工事施工管理技士を取得すれば工程管理・品質管理・安全管理・原価管理の四大管理を行う責任者を担えるようになり、現場や会社の中核を担う人材として活躍できるでしょう。電気工事施工管理技士の資格には1級と2級があり、1級の方がより数多くの現場で責任者として働くことができます。
他にも、事業用電気工作物の保安・監督を行うための資格である電気主任技術者も、キャリアアップにおいて役立つ資格の1つです。電気主任技術者の資格には第一種・第二種・第三種の区分があるため、必要な業務内容に応じて取得する資格を検討してみましょう。電気主任技術者は通称で電検とも呼ばれており、非常に取得難易度の高い資格として知られています。特に最難関である電検一種は司法試験の難易度に匹敵すると言われていますが、まずは電検三種を取得するだけでも大きなスキルアップにつながるでしょう。
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