ANDES電匠コラム
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電気工事の現場で行われる墨出し作業と図面の関係性

電気工事の現場で行われる墨出し作業と図面の関係性
墨出し作業は、電気図面に描かれた基準線などを、現場に反映させるのにも欠かせない作業です。作業では主に、仕上げ工事を行う前の建物の床、壁、柱の中心線などの仕上げ面(表面)の位置を記すため、施工を行う上での基準としても重要視されます。これらの作業は電気図面や設計の内容が基盤として行われるため、正確な施工への反映のためにも墨出しと図面の双方が非常に重要な存在となるでしょう。万一、この基準となる線の寸法や基点がずれたり、誤った位置に記したりしてしまうと、工事の失敗にも繋がってしまいます。それほど墨出し作業は、電気工事における重要度が高いといえるでしょう。

今回は墨出し作業について、さらに細かく解説していきますのでぜひご確認いただき、実際の業務にもお役立てください。

電気工事の墨出しとは

建物内に電気を供給し、電路をつくるには、取り付ける電源・電気機器・照明器具などの高さを揃えたり、図面どおりに配置したりすることが要求されます。特に、壁などへ取り付けを行うコンセントやスイッチの位置の高さは、図面に記されているとおりに施工しなくてはなりません。建物では設計から機器、設備配置に至るまですべてミリ単位での設計が必須ですので、電気設備に関しても正確な位置に配置したり施工したりする必要があります。また、複数台を要する照明器具などの場合は、直線上に真っ直ぐ取り付けなければならず、そのための目印は必須です。その目印をつける作業が、電気工事における墨出し作業です。

なお、設置・配置の位置を決めて目印をつける墨出し作業は、電気工事に限らず、すべての建築工事に必要となる基本的な作業ともいわれています。

墨出しの重要性

電気工事だけでなく、建築工事全般において必ずといって良いほど行われている墨出し作業は、工事における重要度も高いです。施工ではあらかじめ墨出し作業で記されている線に沿って各機器を取り付けたり、コンセントを取り付けたりするため、墨出しの段階で失敗が許されないということが明確であるためです。これは電気器具設置だけでなくどのシーンでも同じであり、例えば配管・配線を行う際にも、図面上で指定された位置にて墨出しを行い配置などをしなくてはなりません。また屋外に限らず屋内での配線作業においても同様に、作業前の墨だし作業は必ず行われるでしょう。

もしも、この墨だしの段階で誤差や間違いが生じてしまえば、その後の作業の大半の進捗が狂ってしまうといっても過言ではありません。最悪の場合、工事自体が進められなくなったり、手直しが必要となったりして、その追加費用は施工者負担になりますので、会社にも大きな損害を招いてしまうことが想定されます。それほど責任が問われる作業ですので、新人がメインの施工にあたることはほとんどなく、ベテラン作業者の腕の見せ所となるでしょう。

墨出しの作業内容

墨出し作業の実際の内容について、ご説明いたします。墨出し作業は、重要性が高いので初心者は作業にあたるとしても補助作業でのスタートとなるのが一般的です。しかし、経験年数を重ねていけば図面で示されている高さや、位置の把握、測量、作業手順までの段取りをスムーズに行えるようになるでしょう。

なお、一般的に行われる墨出し作業の大まかな流れは以下の通りです。

  1. 1.墨出し図面の寸法の通りに印をつける。
  2. 2. 建築用シャープペンシルや鉛筆で、両端にも小さな印をつけていく。
  3. 3. 両端につけた小さな印にチョークライン(粉)や墨つぼを使用して、墨打ちをしていく。
  4. 4. 二人体制で作業し、一人は先端を、もう一人は墨つぼを持つ。
  5. 5. 墨つぼ用糸を持ち上げ、それを弾くことで線を出す。

これらの工程を手作業でなく、レーザー墨出し器で行うという施工者も多くいます。 レーザー墨出し器であれば、より直線を出しやすいので、人為的なミスを防ぐために有効的です。

図面と墨出しの関係性

墨出しを行う場合、正確な寸法で作業を行う技術力と知識が必要となります。さらに、図面を正確に読み解くスキルもあれば、墨出しにおいて存分に生かすことができるでしょう。なぜなら、墨出しは図面通りに作業を行うのが大前提であり、その際に図面を読み解く力がなければ、基本的な寸法計算や図面記号の理解・解読ができず、墨出し自体を行えないためです。

すなわち、墨出しと図面は基礎的な部分において、深い関係性があるというのが明確だといえるでしょう。そのため、施工の際は正確かつ適切な図面を用意する必要があります。墨出し作業を行う際には、必ず図面も併用するとして両方に対する知識を深めておくことが非常に大切です。

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