ANDES電匠コラム
電気設備CAD 「ANDES電匠」のコラムです。
業界に関する役立つ情報をご紹介します。

電気工事でアンペア変更を目的に行われる容量変更工事とは

電気工事でアンペア変更を目的に行われる容量変更工事とは
この記事をご覧くださっている方は、電気工事業界や関連する業界でご活躍されている方ではないでしょうか?電気工事として行われる施工にはさまざまな種類がありますが、その中でも需要の多い施工例の1つに数えられるのが、アンペア変更を目的として行われる容量変更工事です。電気工事には多種多様な施工が存在しており、業者ごとに主に手掛けている分野が異なるため、容量変更工事に関する詳しい知識をお持ちでない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、電気工事に関する知識として役立てていただけるように、アンペア変更を目的とした容量変更工事の概要をわかりやすくご紹介いたします。

アンペアの意味

容量変更工事について知る上で、まずは電気工事における重要事項であるアンペアの意味を確認しておきましょう。アンペアは電流を表す単位であり、アンペアそのものの概要については中学校で学ぶため、電気の基礎とも言えます。また、電気工事におけるアンペアは、電力の契約に関わる単位としても使われます。

例えば、家庭では20A、30Aといった単位で必要な量の電気契約を結ぶシステムになっており、この大きさによってどれだけの家電を同時に使うことができるかが異なるため、仮に契約しているアンペアの範囲を超える電力を使用してしまうとブレーカーが落ち、電力がシャットダウンされてしまうでしょう。アンペア数が大きいほど利便性が向上しますが、使用料金も上がってしまうことが家庭用電気に関わる契約システムです。

アンペア数の目安

電気工事においてアンペアに関わる施工を行っていくためには、アンペア数の大まかな目安を把握しておくことも大切です。その家庭ごとに契約しているアンペア数は、分電盤にあるアンペアブレーカーの色で確認することができ、電力会社ごとにホームページなどで色分けを確認することができます。

例えば、東京電力では赤が10A、ピンクが15A、黄色が20A、緑が30A、灰色が40A、茶色が50A、紫色が60Aといった具体に区分されています。アンペア数の目安としては、1人暮らしであれば10A~30A、複数人の家族であれば30~50A、オフィスなどに使用する建物であれば50A以上が大まかな目安となるでしょう。もちろん、家電製品の使用状況によっても、必要なアンペア数は変動します。電子レンジを使用する際にブレーカーが落ちてしまったという経験がある方も多いと思いますが、電子レンジは使用するアンペアが大きく、15Aほどを使用するためこのような現象が発生します。また、エアコンは6.6Aほどを使用するため、20Aまでの契約だとこの2つを同時に使用するだけでブレーカーが落ちてしまうでしょう。

現代人の生活は数々の家電に支えられており、それらを自由に使えないことによるストレスは非常に大きなものとなります。快適な暮らしを実現するには十分なアンペア数を確保する必要があるため、電気工事に携わる際は、お客様にアンペア数の目安を回答できる知識を身につけておきましょう。

電気の容量変更工事とは

お客様が電気を使用する生活を送られる上でアンペア数が不足していると感じた際に依頼する工事が、契約アンペア数を変更する容量変更工事です。容量変更工事はお客様が電力会社に依頼することによって施工が行われます。

電力会社によって施工が行われるため、施工費用は基本的に無料となり、お客様が施工に関して料金を支払うことはありません。任意の契約アンペア数へ変更するため、電気メーターがアナログメーターの場合には電力会社の作業員によるアンペアブレーカーの交換工事が行われます。お客様立会いのもとでアンペアブレーカーの交換工事が行われますが、基本的に20分ほどで完了する(現場の環境による)工事です。お客様に立ち会っていただくことが前提の施工となるため、日程を決める際はその点の確認を事前に取っておくことが大切です。なお、単純にアンペアを変更するだけの施工であればアンペアブレーカーの交換だけで施工が完了しますが、回路数を増やすなどの施工を望まれている場合は分電盤の交換が必要になります。

電気の容量変更工事の工程

電気の容量変更工事を行う際の流れを、大まかに見ていきましょう。まず、お客様が電力会社に容量変更工事の連絡をするところから施工の一連の流れが始まり、電力会社ではお客様からご希望されている容量・施工日程の確認を行います。当日はお客様に立ち合いが必要な旨を伝えた上で、工事当日に電気会社から担当者がお客様のもとに訪問します。現場となる分電盤周りのアンペアブレーカーなどを必要なアンペア数に合わせたものに交換後、問題なく電気が使用できるかどうかを確認し、施工は完了です。

シンプルな施工をイメージされるかもしれませんが、ブレーカーは電力を使用していく上での要であり、安全性を確保するために慎重かつ的確な施工が求められます。電気の容量変更工事は、電気工事業界において非常に重要性の高い業務の1つと言えるでしょう。

電気設備CADシステム「ANDES電匠」を導入するさまざまなメリット

弊社が販売しているCADシステム「ANDES電匠」は、電気工事に関する複合的なサポートを得意としている電気工事専用CADです。電気工事において配線を扱う施工を行う際などは、現場で使用する図面の作成が欠かせません。しかし、電気工事に用いられる図面作成作業では数多くの記号を用いながらも高い正確性を求められるため、担当するスタッフに多くの負荷がかかってしまいがちです。

弊社のANDES電匠を導入いただければ、PC上の簡単な操作だけでスムーズに図面を作成することが可能です。ANDES電匠は電気工事に特化したCADであるため、コンセントやスイッチ、照明機器、配線など、電気工事に関する情報を専用シンボルを用いながら簡単に図示できます。officeソフトと似たシンプルな操作性が強みで、作図工数を大幅に減らしていただける点が大きなメリットです。

また、フリーで使用できるCADソフトと比較すると図面データの互換性に優れており、他社様のCADとの連携もフレキシブルに行っていただくことが可能です。さらに、電気工事全般の申請書類の作成についても手厚くサポートしておりますので、万全の体制で各種事務作業を進めていただけます。

ANDES電匠の機能や詳細にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ弊社ホームページにて商品に関する詳しい情報をご覧ください。
ANDES電匠

CATEGOIRES
ANDES電匠

ご質問、ご相談、何でもお気軽にお問い合わせください

カタログ/資料のお申込み、無料訪問デモのお申込みを受け付けています。ご参考までにご覧いただくだけでも構いませんので、是非お気軽にお申し込みください。資料請求では、価格や機能をまとめた詳細資料を最短翌日でお届けいたします。
ANDES電匠 カタログ/資料請求はこちら 
ANDES電匠 無料デモ申し込みはこちら 
お電話での上記お申し込みも受付中!価格や機能についてもお気軽にお問い合わせ下さい!
03-5821-9761
システムズナカシマサポートサイト
全国設備業IT推進会
おすすめ設備工事店
中小企業経営強化税制による税制優遇措置のご案内

TOPへ戻る