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ANDES電匠コラム
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LANケーブルに関する配線工事の具体的な工程・注意点

LANケーブルに関する配線工事の具体的な工程・注意点
オフィス、住宅、公共・商業施設、病院などありとあらゆる場所でパソコンやインターネット、セキュリティカメラ、テレビ、プリンターなどを使用していますが、それらの使用に欠かせないのがLANケーブルの存在です。LANケーブルは、インターネットの構築をはじめ、各機器の利用や共有時など一度インターネットにアクセスする場合、パソコン以外の機器であっても必要となります。無線LANも普及してきた昨今ですが、やはり安定した通信速度の回線でインターネットを利用するには、有線LANの設置も欠かせません。そのため、各所において電気機器設置の際には、このLANケーブルの配線工事を並行して行う場合が多いでしょう。

今回は、そんなLANケーブルに関する配線工事の具体的な工程や注意点について解説していきますので、電気工事関係者の方も基礎知識として再確認してみてください。

インターネット環境の構築には電気工事が必須

パソコン、スマートフォン、テレビなど私達が日常的に利用している電気機器の多くは、インターネットを介してさまざまなサービスが提供されています。また、オフィスや店舗などでもパソコンはもちろん、プリンターなどの複合機やセキュリティ機器の利用、社内での共有を行う際に、一度インターネット接続を行う必要があるため、あらかじめインターネット環境を構築しておかなければなりません。

そのインターネット環境の構築のためには、電気工事によるLAN配線工事が必須です。もしもLAN配線工事をしなければ、インターネットに接続できなかったり、正常な通信サービスを受けられなかったりして、社会生活そのものに支障をきたす恐れがあります。したがって、電気機器を利用するすべての場所において、専門業者や通信業者による電気工事を行い、インターネット環境の構築をしておく必要があるでしょう。

LANケーブルの配線工事とは

LANケーブル配線工事とは、インターネットに接続して使用するネットワーク機器や通信ケーブルの設定・設置に必要な通信ケーブルを配線する工事のことです。オフィスや大型施設・店舗では、機器利用に、回線が安定している有線LANを採用する場合が多いため、LANケーブルの構築および接続を目的として配線工事が行われます。各施設やオフィスの運営や稼働は、LANケーブルが繋ぐ情報通信環境に支えられているといっても過言ではありません。そのため、オフィスや施設・店舗の新築時はもちろん、移転する場合にも必要となります。加えて、LAN配線工事は耐用年数が定められている減価償却の対象ともなっているため、常に安定した工事の依頼数があるのは間違いないといえるでしょう。

具体的な配線工事の工程は下記になります。

1. 配線のレイアウト決め
ルーターと接続する通信機器との距離や位置を考慮しながら最適なレイアウトを決めます。また、ケーブルが床に散らばった印象にならないためにも、設備の設置なども考えながら決めることが大切です。

2. 施工
施工の際には、電気との干渉を防ぐために電気配線と離して行う必要があります。また、壁面内部で配線が絡まないようにするなど、さまざまな点に配慮しながら施工が行われていきます。

3. ルーターからLANをつなげる
複数の通信機器がインターネットにつながるようにするための機器を、ルーターと呼びます。 有線LANではルーターへケーブルの差し込みを行い、無線LANではルーターのパスワードを通信機器に入力することで、インターネットを使用することが可能になります。主に上記の流れで配線工事が行われます。

LANケーブルの配線工事における注意点

LANケーブルの配線工事を行う場合、注意しなければならない点がいくつかあります。まず、計画的に以下のような点に注意しながら工事を進めていきましょう。

1. 事前に接続するデバイスの確認をしておくこと。
2. 有線LANと無線LANを使い分けるかどうかの確認及び、構築するLANのレイアウト考案と設計を念入りに行うこと。
3. 通信能力が低下するのを防ぐため、LANケーブル配線は必ず通信工事業界規格に定められた専用のものを使用すること。
4. 工事中LANケーブルの性能が低下してしまうのを防ぐため、ケーブルを曲げたり引っ張り過ぎたり締め上げたりしないこと。
5. 通信データのエラーや干渉を防ぐため、LANケーブル配線時は他の電力ケーブルや蛍光灯などに近付けないようにすること。
6. 通信トラブルを避けるため、施工後の接続チェックを欠かさないこと。

これらの注意点を意識しながら施工に取り組むことで、お客様に安定したLANケーブル・インターネット環境をお届けすることが可能だといえるでしょう。

配線工事におけるCADの必要性

配線工事を行うにあたって、部品図に電気回路の配線を記した電気配線図が必要です。かつてこの電気配線図は手書きによって作図されていましたが、手書き故のミスや膨大な作業時間に頭を悩ませる電気工事業者も多く、今ではほとんどの業者がパソコンやCADといったツールを活用しています。なお、CADは元々建築工事の施工図作成や設計を目的に開発されたものですが、ソフトやシステムによっては電気図面の作成にも活用することができます。また、電気配線図に必要となる電気記号や電気設備、電気配線の配置ができる自動機能を備えた専用ツールも開発されており、今や配線工事にとってもCADは欠かせない存在となりつつあるでしょう。

他にも、近年では建物内における電気設備の種類が増え続けると同時に、それらの機能性も多様化してきており、それに伴って電気配線も複雑化し電気工事の難易度が上がってきているというのが実情です。さらに、一軒の建物や一つの空間内に設置する電気機器数も増加の傾向にありますので、各事業者には工事に対応する電気工事士などスタッフの増員も求められています。特に配線工事は電気配線図などの設計図がなければ行うことができないため、図面の作成を含めた作業時間と、それに見合った人材の確保が必須です。

しかし昨今の電気機器の進歩とは裏腹に、電気機器を取り扱うことのできる電気技術者の不足が懸念されています。作図作業においては、使用するフリーソフトや汎用CADを使い慣れていなければ操作が難しく、決まった人でなければ対応できない事態も起きており、そうした状況のままでは業務全体が滞り、お客様に安定したサービスを提供することが難しくなるでしょう。そのため、CADソフトを選択する際には操作性に長けたソフトを選択することが求められるでしょう。

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