ANDES電匠コラム
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電気工事で活躍する電気主任技術者!仕事内容と取得のメリット

電気工事で活躍する電気主任技術者!仕事内容と取得のメリット
電気工事業者への転職や就職を検討されている方の中には、電気主任技術者に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。また、将来的にそのポジションで活躍したいとお考えの現役電気工事士の方もいらっしゃるでしょう。実際に電気主任技術者は、電気工事業界におけるスキルアップやキャリアアップを目的として目指す人が多いです。仕事内容は電気設備の点検からビルのメンテナンス作業、保安管理などで、社会においても高い需要があります。

そんな電気主任技術者の活躍場面や資格取得の方法、メリットなどについて詳しくご紹介いたします。

電気工事で活躍する電気主任技術者

電気主任技術者は電気工事での活躍シーンが多く、さまざまな工事現場において重宝されます。ただし電気工事士のように修理作業等を行うのではなく、高圧電力の大型事業用電気工作物、電気設備の運用、保安上の監督業務を担当するのが主な仕事です。電気主任技術者は、電気工事の現場で電気工事士を指揮する立場も兼任するので、現場監督者や指揮者としても活躍できるでしょう。したがって電気主任技術者は、今後活躍の場を広げていきたい現役の電気工事士にとっても目指すべきポジションといえます。

また、電気工事士と電気主任技術者の大きな違いは、従事する業務内容が異なるという点です。例えば電気工事士は、最大電力が500kW未満である一般用電気工作物や、各設備の設置、修理、配線工事などに対応できるのに対して、電気主任技術者はそうした作業そのものには従事できません。しかし、電気工事士ができない保安や施工管理を中心に担う管理者や、監督としての業務を担う立場として各工事の現場では必ず必要とされる存在です。特に停電や故障時の電気設備の点検作業では、度々電気主任技術者が選抜されており、トラブルの原因究明や最適な工事方法を選択し、電気工事士に的確な作業の指示を出すといった責務を果たしています。

電気工事における電気主任技術者の仕事内容

ここからは、電気主任技術者が携われる主な仕事内容についてご説明いたします。まず代表的な業務として挙げられるのが、発電機や高圧電力設備の点検作業です。特に工場や変電所、発電所などにある電気設備は高圧電流であることから、小さなトラブルやほこりだけでも漏電や重大な事故を引き起こす可能性があります。そうした事故を防ぐためにも、定期的な電気設備点検が欠かせません。電気主任技術者は、こうした電気設備における絶縁体の抵抗測定、電流・電圧計測、電気配線のチェックなど細かな点検作業を担います。

また、点検時には電気配線のショートや漏電の引き金となる、ほこりを除去するために、電気設備の周りの掃除をすることもあります。この清掃作業をするかしないかでも、安全性に大きな違いが出てくるため、重要な業務の一つといっても過言ではありません。

さらに、電気設備に故障が見られた場合には、故障や不具合の原因を突き止めて、必要に応じて電気工事士に工事を依頼することも電気主任技術者の役目です。なお、各電気工事の現場では監督者の配置が義務付けられているため、施工の際には必要不可欠な存在だといえるでしょう。

電気主任技術者を取得するメリット

まず、電気主任技術者として活躍するためには電気事業法によって定められている国家資格を取得する必要があります。この電気主任技術者の国家資格を取得することで得られるメリットは多く、電気工事士のキャリアにおける登竜門といっても過言ではありません。例えば、収入面では電気主任技術者の方が電気工事士と比べて高い傾向にあり、資格手当や給与の額に差が出ます。また、電気主任技術者がメインとして携わる電気設備の管理・点検・運用の業務は、常にどの業界からも多くのニーズがあるので、多様な現場での活躍が期待できるでしょう。さらに近年では再生可能エネルギーの普及により、専用設備の点検のニーズが高まっており、人材はどこの現場でも引く手あまたであることから、就職面でも非常に有利です。

電気主任技術者の難易度

電気主任技術者には第一種から第三種の分類があり、それぞれの分類により取り扱える電圧が異なります。第三種の場合は、電圧が5万ボルト未満の電気工作物(事業用など)に対応でき、主にビルや工場、規模の小さい再生可能エネルギーを利用した、発電設備などの現場に携われます。第二種はこれに加えて電圧が17万ボルト未満である、電気工作物に対応することが可能です。そして第一種は第ニ・三種のように制限がないため、上記を含むすべての電気工作物における保安業務や監督業務に携われます。

なお、電気主任技術者の資格試験はいずれの種でも難易度が高く、第三種でさえ10人に1人といった合格率です。これは数ある国家資格の中でも非常に低い合格率であり、それほど価値の高い資格といえるでしょう。

「ANDES電匠」が電気工事のさまざまな手間を解決!

業務内容が複雑かつ作業工程の多い電気工事では、さまざまな手間を省くツールが必要です。特に人材不足が懸念される電気主任技術者は、保安業務だけでなく監督・管理業務も兼ねるので、少しでも図面作成作業などの工数を減らしたいところです。通常図面作成作業には汎用CADを使用しますが、汎用CADは電気工事に特化した性能ではつくられていないため、操作上不便を感じることがあるでしょう。例えば、対応データ形式の問題で取引先とのデータ交換の際に文字化けが発生したり、図面を開くことができなかったりというお悩みもよく聞かれます。また手作業、目視チェックが多いことから図面の編集や修正作業に手間取り、一つの電気図面を仕上げるまでに膨大な時間がかかるのではないでしょうか。

そうしたお悩みを解決するのにおすすめなのが、弊社が手掛ける電気工事専用CADの「ANDES電匠」です。ANDES電匠は、図面編集に必要なデータファイルにおいてさまざまな形式への互換性を持ち、さらに手間がかかる図面作成も簡略化できる自動編集機能などが充実しています。電気図面の作図ルールと配線知識を携えた、電気工事特化型システムなので、マウスクリック操作でスムーズに作図ができる点も魅力です。汎用CADで手間取っていた方は、ぜひこれを機に電気工事専用CADシステムの「ANDES電匠」を取り入れてみてはいかがでしょうか。導入をご希望の方は、製品に関する詳しい資料をお求めください。
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