電匠NXコラム
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電気工事業界における独立時にありがちな失敗例と注意点

電気工事業界における独立時にありがちな失敗例と注意点
電気工事士は国家資格所有者であり、電気工事業界や建設業界全般で専門性の高い資格として認知されているため、社会や生活においてのニーズが非常に高いです。電気工事業界で独立すると安定した収入・仕事量を確保できるなどのメリットが多いものの、失敗してしまうケースもあります。

そこで今回は、電気工事業界で独立したい方に向けて独立時にありがちな失敗例と注意点について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

電気工事業界における独立とは

電気工事士には高いニーズがあるため、自らのスキルを生かしてプロフェッショナルとして独立する方も多い業界です。会社から雇用されて働くことも有意義ですが、より高い収入やキャリアアップを目指す方にとって、独立は魅力的な面が多いでしょう。また、近年は新しい電気技術や電気設備が増加傾向にあるため、電気工事士のニーズがより高まっており、営業やビジネス展開の方法を工夫することで常に安定した仕事量の中で高収入を目指すことも可能です。

なお、現在は公的機関による個人事業者や一人親方向けの補助金制度なども整えられていることから、電気工事の技術者がスムーズに独立できる環境があるといえるでしょう。

電気工事での独立時にありがちな失敗

電気工事業界で独立する際は、独立のリスクや失敗例などを知っておくことが大切です。特にありがちな失敗例として以下が挙げられますので、ぜひチェックしてみてください。

・電気工事士に必要なスキルの不足
電気工事士の国家資格を持っている、数年間の実務経験がある、などの理由のみで独立をした場合、スキルや経験不足で事業が行き詰まってしまうケースがあります。 電気工事士としてのスキルは長年の現場経験によって身につくため、1年〜2年のみの経験だけでは独立するために十分とはいえません。 また、電気工事士は国家資格ですが、工事によっては第一種・第二種電気工事士以外の資格を求められる場合もあるため、仮にこれらが不足していると従事できる電気工事の種類が限られてしまい、お客様からの信頼獲得につながらない可能性もあります。

・電気工事業を営むのに必要な資格の不足
基本的に電気工事士の国家資格があれば、各現場で電気工事を行うことはできますが、独立する場合はその限りではありません。 例えば、電気工事の受注や営業に際して各自治体へ電気工事業の登録を申請したり、500万円以上の工事を受注するために建設業許可を取得する必要もあります。 また、法律上電気工事業の登録や建設業許可の取得には、登録者が第一種電気工事士であることや3年以上の実務経験があることが要件として定められているので、事前に必ず確認しておきましょう。

・仕事量が安定しない
社会からのニーズが高い電気工事士とはいえ、独立後に必ず安定した仕事量を得られるとは限りません。 仮に仕事量が安定しないと安定的な収入や高収入を得られなくなるので、事業の失敗に直結しやすくなります。 安定して仕事を確保するためには、定期的な工事の受注や多くのお客様を獲得することが必須といえるでしょう。

・経理や事務が経営の支障になる
電気工事士としての能力が高く資質がある場合でも、経営に関わる経理や事務作業を適切に行えていなければ、円滑に事業を運営することが難しくなります。 実際に独立すると法的手続きや会計・事務作業などもすべて自身で行わなければならないケースが多いため、現場作業の知識だけでなく運営に必要な経理・事務に関する知識も身につけておきましょう。

電気工事の独立で失敗しないための解決策

リスクや失敗例を把握した後は、失敗しないための解決策を知っておく必要があります。独立で失敗しないための解決策を以下でご紹介いたしますので、事前にチェックしてみてください。

・一人前の電気工事士として認められる経験やスキルがあるか
電気工事は質が高ければ高いほど、お客様から得られる信頼度も高くなるため、リピーターの確保にもつながります。 また、電気工事資格に付随した豊富な経験値と高いスキルがあれば、自ずと質の高い工事を求めるお客様に依頼されることが多いです。 そのため、独立前から現場で常に勉強することを意識して、高いスキルを身につけておきましょう。

・資格の取得が必要
第二種電気工事士の資格だけでも独立することは可能ですが、より幅広い規模と種類の電気工事を受注したい場合は、第一種電気工事士や電気工事施工管理技士などの資格を取得しておくのがおすすめです。

・工事受注の計画を立てておく
独立後は、いかに安定した仕事量を獲得していくかどうかが成功の鍵であるため、念入りに計画を立てながら工事を受注するための営業やコネクションを確保しておくことをおすすめします。 例えば、独立前から取引先や所属している会社との関係を良好に維持することを心がけておくことで、独立後も応援してもらえたり、仕事を紹介してもらえたりする場合があります。

失敗しない独立方法で一流の電気工事業者を目指そう

電気工事業界で独立して成功すれば、自身の持つさまざまなアイディアやスキルを発揮して、今よりも幅広い業務に挑戦することができます。より飛躍していきたい方や一流の電気工事士としてキャリアアップをしたい方にとって、独立は最適な選択肢といえるでしょう。

会社組織の中にいると経理や福利厚生に困ることはないかもしれませんが、割り振られる業務に従事するため、新しいことに挑戦したり得意分野を生かした仕事をしたりすることは難しいです。しかし、独立をすれば受注する工事の種類や方向性を自分自身で決めることができるので、スキルを生かせることはもちろん、より専門性の高い技術者を目指すことも可能です。

さらに、今後よりニーズが高まるであろう将来性の高い分野に特化して活動したり、従業員を雇って事業の拡大を目指したりするなど、将来性は無限に広がります。これから独立を目指されている方は失敗例や解決策を事前にチェックして、後悔しないように進めてみてください。

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