水匠NXコラム
水道申請/給排水申請CAD「水匠NX」のコラムです。
業界に関する役立つ情報をご紹介します。

水道工事が公共工事として行われる理由

水道工事が公共工事として行われる理由
現代社会を支えているインフラには複数の種類が存在していますが、その中でも極めて重要性の高いものの1つが、水道です。水道工事の中には公共工事として行われる施工が多く、それらの施工は全国の各自治体からの指定を受けた業者にしか行うことが許されていません。工事に区分される業種が数多くある中、水道工事が公共工事として行われているのには、どのような理由があるのでしょうか。

今回は、水道工事の公共性と、それに伴うさまざまな情報をご紹介させていただきます。

水道工事と公共工事の関係性

水道工事にはさまざまな種類があり、厳密にはそのすべての施工が公共工事として行われているわけではありません。例えば、水道工事のうち建物を対象に行われるもので、給水メーターよりも建物側に位置している水道設備の施工については、民間工事として行われています。公共工事として行われるのは、給水メーターよりも外側に位置するすべての水道設備に関する施工です。この公共工事として行われる水道工事については、認定を受けた水道工事業者しか行うことができず、自治体によって厳しく管理が行われています。もし認定を受けていない施工業者が施工を行おうとすれば違法になってしまうため、業者にはルールの遵守が求められます。

水道の公共工事は健康問題と密接な関係がある?

水道工事が公共工事として行われている理由の1つには、水道が人々の健康と関わっているという点が挙げられます。明治時代から昭和の高度経済成長期にかけて、水道は全国で段階的に普及が進められてきました。水道設備が普及する前の日本では、飲料水や生活用水として使用されていたのは川や井戸の水です。

しかし、これらの水は衛生面に問題が出やすく、かつての日本では水の衛生問題によって健康被害が出てしまうケースがありました。川などの水が伝染病を媒介する原因となったり、井戸水のピロリ菌が胃がんの原因になるなど、水によって引き起こされてきた健康問題の例は数多くあります。水道が人々の生活を守り、衛生的で健康な社会をつくる上で大きな役割を果たしているという点は、水道が公共工事として行われている大きな理由の1つだと言えます。

また、健康問題という観点において、水道工事が公共工事として行われているのには施工クオリティを保つためという点も理由の1つです。水道は、社会全体に網目のように張り巡らされており、各家庭やさまざまな建物へ枝分かれしている水道管は、すべて元を辿っていくと水道本管に繋がります。地域における水道は、水道本管を介して繋がっているため、水道工事の施工内容に不備があると、その影響が地域内の多くの場所に波及してしまいかねません。施工の不備によって問題のある水が各家庭に供給されるような形になってしまうと、大規模な健康被害が起きてしまうリスクが出てきてしまうでしょう。十分な施工クオリティを担保し、安全に使用できる水道を維持していくためには、水道工事の公共工事としての実施が欠かせません。

水道の社会的な役割

人間が生命を維持していくためには、毎日十分な量の水を摂取していかなければなりません。また、お風呂や洗濯、トイレなど、生活用水として使用される水を含めると、1人の人間が1日に使用する水の量は平均214リットルにも及ぶとされています。人間が便利な生活を営んでいくためには、多くの水が供給される環境が欠かせず、その供給網としての大きな役割を果たしてくれているのが水道です。蛇口を捻るだけで多くの水を使用できる水道は、日本における社会の在り方を根幹から支えており、社会の要とも呼べる存在だと言えるでしょう。

また、清潔な水を供給するための上水道だけでなく、使い終えた水を排出するための下水道も重要な役割を果たしている水道設備の1つです。お風呂やトイレをはじめ、さまざまな用途によって使い終えられた大量の水は、そのままの汚れた状態では自然に還すことができません。しかし、地球上における水資源の量は限られているため、水道を使用し続けていくためには水をある程度清潔な状態に戻し、自然へ還して循環させていかなければなりません。そこで活躍するのが下水道であり、下水道を介して処理施設へ運ばれた水は異物や汚れを取り除かれ、一定の水準まで浄化された上で自然に還されていきます。水資源を守り、環境を守っていく上でも、水道設備は極めて重要な役割を果たしています。

社会を維持していくための水道インフラ

水道の役割は、清潔な水を得られるだけではありません。社会を支えているさまざまな産業の分野でも水が使用されており、大量の水を使用できる水道網が存在しなければ、製造業などの多くの業種が機能しなくなってしまうでしょう。日本では工業用水に分類される水について、年間で約500億立方メートルもの量が消費されていると言われています。この膨大な水の多くは、水道を介して供給されており、まさに社会を支える生命線となっています。水道工事に携わる人は、これらの水道の役割を十分に理解し、インフラを守っていくという社会的な役割を果たしていかなければなりません。公共工事を行える認定を受けた水道工事業者は、常に十分な技術水準を保ち、あらゆる現場においてベストな施工を行うという責務を果たしていくことが求められています。

水道工事に活躍するCADシステム「水匠NX」とは

弊社が開発した水道工事専用CADシステム「水匠NX」は、水道工事に伴うさまざまな事務作業をサポートする機能を搭載しています。例えば、水道工事における大きな手間になりがちなのが図面作成ですが、従来の紙図面での作成とは異なり、水匠NXではPC上ですべての作業を完結させることが可能です。フリーソフトとして提供されている二次元CADも数多く存在していますが、立体的な施工が求められる水道工事には二次元CADでの作業が適していません。

一方で水匠NXは三次元環境での図面作成に対応しており、平面図はもちろん、立面図も簡単な操作だけで自動作成できます。また、水道工事では細かな申請書類を作成していくことが求められ、自治体ごとに異なる仕様がネックとなりますが、水匠NXには全国の自治体ごとの申請仕様が網羅されています。各種書類作成をフレキシブルにサポートする機能も備えておりますので、ぜひ水匠NXを導入して、さまざまな作業をスムーズ化していきましょう。

関心をお持ちいただけた際には、ぜひ商品紹介ページをご覧いただければ幸いです。
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