ANDES水匠コラム
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マンションの給水管交換工事の施工内容と施工の注意点

マンションの給水管交換工事の施工内容と施工の注意点
この記事をお読みになられている方は、水道工事に従事されている方や、配管工としてご活躍されている方ではないかと思います。水道工事では給水管や排水管に関するさまざまな施工を手掛けていき、幅広いな現場における施工を担っていくのが特徴です。私たち人間が暮らしていくためには1人につき平均して1日に200リットル以上の水が消費されると言われており、そんな水の供給を行う給水管の存在は欠かせません。そのため、給水管交換工事が行われる建物の種類は戸建て住宅に留まらず、大小さまざまな建物が対象となります。その中でも把握しておきたい施工として挙げられるのが、マンションにおける給水管交換工事です。

そこで今回は水道工事に従事されている方々へ向けて、マンションの給水管交換工事について、詳しくご紹介いたします。

マンションと給水管の関係性

まず前提として、マンションとは鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で建てられた、3階建て以上の集合住宅を指す言葉です。アパートとの違いは正確に定義されていませんが、一般的には3階建て以上の高さがある建物を指す場合が多く、木造や軽量鉄骨造についても階層によってはマンションと呼ばれます。

そんなマンションは多くの人々がそれぞれの居を構え、建物を共有する形で生活を送っていく場であり、多くの世帯が不便を感じずに生活していくためには清潔な水を供給することが欠かせません。そのため、マンションには必ず地中に埋設されている水道本管から連結する形で、給水管が設置されることになります。そこで問題となるのが、マンションの複数階構造です。平屋の1戸建てとは異なり、縦方向に配管を延ばしつつ、建物全体に水を供給できる形状で張り巡らせていく必要があるため、マンションにおける給水管工事は大掛かりなものとなります。

マンションの給水管交換工事とは

給水管というものは、一度設置するとそのまま恒久的に使用し続けられるというものではありません。給水管は毎日のように継続的に使用されていく存在であり、時間が経つとともに徐々に劣化が進んでしまいます。5年や10年で老朽化してしまうようなものではありませんが、日本ではかつて盛んにマンション建設が行われていた時期がありました。1960年から1970年ごろに一斉に建てられた数多くのマンションには給水管として鋼鋼管や水道用亜鉛メッキ鋼管が使用されており、これらの配管は現代の基準だと耐久性に問題があります。また、1970年以降に使用されていた硬質塩化ビニルライニング鋼管も、既に耐用年数の限界を経過してしまっている素材の1つです。

近年建設されるマンションには架橋ポリエチレン管、ポリブデン管、耐衝撃性塩ビ管などが使用されており、長い耐用年数を有していますが、過去のものについては交換が急務となっています。上述の1970年ごろまでに設置された給水管は、いずれも経年によって内部のコーティングが剥がれるなどの問題を抱えているため、そのまま使い続けているとさまざまな弊害が起きかねません。

マンションにおける給水管交換工事の流れ

給水管の状態を改善するための工事としては、交換工事だけでなく更生工事というものも存在しています。こちらは既存管の内部に新たなコーティングを施すことで錆や腐食が生じることを防ぐための施工であり、樹脂による塗布ライニングをはじめ、さまざまな工法を用いた施工が可能です。

しかし、更生工事では対応が難しい場合や、交換をお客様が希望される際については、更新工事と呼ばれる施工によって交換を行わせていただきます。更新工事はその名の通り管を新しいものに交換していく施工であり、古くなった管を切断して取り外した後に、新たな管へ交換を行っていきます。更新工事の工程はマンションの配管の構造によって変化しますが、床とスラブの間に配管が通っている床スラブ上配管の場合、床を開口しながら切断と撤去、交換を進めていくことが可能です。

対して床の下にすぐスラブがあり、その下に配管が通されている形状の床スラブ貫通配管が採用されていた場合は、下階の天井を開口しなければ施工を進めていくことができません。建てられてからの築年数が長いマンションほど床スラブ貫通配管である可能性が高く、交換に際して大掛かりな施工が必要になります。

マンションにおける給水管交換工事の注意点

マンションにおける給水管交換工事を行う際には、施工中に必ず断水を行わなければならない時間が発生します。施工主である管理会社などとの話し合いを経て断水の時間や工程を調整していく必要があり、住民の方々には事前に断水が発生する時間を告知させていただくことで、理解を得る形になるでしょう。

ここで注意しなければならないのが、施工進捗の遅れです。もし給水管交換工事に手間取ったり、不備などによって予定よりも施工が遅れたりしてしまえば、その分断水時間が長引いてしまうリスクが出てきます。断水が人々の暮らしに及ぼす影響は非常に大きなものであり、予定時間までに施工を終えることができなかった場合、さまざまなトラブルに繋がりかねません。問題なく施工を終えて、お客様からの信頼を獲得するためには、給水管交換工事における進捗管理が非常に重要だと言えるでしょう。

「ANDES水匠」を活用して給水管交換工事を大幅に効率化!

ご紹介させていただいた給水管交換工事をはじめ、水道工事は地中から管を地上に通していく関係上、立体的な施工が求められるケースが多くなっています。その際は配管図面も平面図だけでなく立面図を作成しなければならず、加えてインフラに携わる施工であることから、細かな申請書類の提出を要求されます。そのような背景から配管工として工事に携わる際は、事務作業に多くの時間を割かなければならず、予想以上の工数が発生してしまう場面も出てくるでしょう。

そんな時に、各種事務作業のサポートとして導入をおすすめさせていただきたいのが、水道工事専用CAD「ANDES水匠」です。ANDES水匠は長年CAD開発を手掛けてきた弊社のノウハウをあますところなく詰め込んだCADシステムであり、水道工事に携わる図面を大幅に簡略化することが可能です。いくつかのデータをご入力いただくだけで自動的に平面図が作成され、そこからワンタッチで立面図を展開していただくことができます。また、各種の事務手続きについても強力なサポート機能を備えており、自治体ごとに異なる申請の仕様なども網羅していることから、速やかな申請作業も可能です。

導入をご検討くださる場合は、ぜひお気軽にANDES水匠の資料をご請求ください。
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