水匠NXコラム
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水道工事業界が意識していかなければならないアセットマネジメントとは

水道工事業界が意識していかなければならないアセットマネジメントとは
現代社会における水の供給と循環の役割を担う水道は、現代社会を支えるために非常に重要な存在です。インフラの1つである水道に関わるさまざまな施工を行う水道工事業界は、安定性の高い業種だと言われてきました。しかし、水道工事業界の今後を考えていくためには、ただ施工のみを行っていくだけではなく、その他のさまざまな部分にも細かく気を配っていかなければなりません。そして、意識するべき要素の1つとして挙げられるのが、アセットマネジメントです。

今回は、水道工事業界におけるアセットマネジメントについて、その概要や具体的に考慮するべきポイントを詳しくご紹介いたします。

アセットマネジメントとは

まずは、アセットマネジメントという言葉の意味について、詳しく見ていきましょう。アセットマネジメントとは投資に関連した用語であり、投資を目的として不動産形成や運用、保全を行っていくことを指します。不動産をはじめとする設備は、ただ保有していれば価値が維持されるものではありません。経年による劣化・老朽化はあらゆる分野において強く意識しなければならないものであり、老朽化などに万全の備えを行っていくことが求められます。

アセットマネジメントは、不動産などの設備を持つオーナーに向けて資産管理を促していくための考え方であり、意識すれば保有している設備などの価値を高め、維持していくことが可能です。利益を最大化し、損失を防いでいくためには、アセットマネジメントを行っていくことが極めて重要だと言えるでしょう。

水道工事業界とアセットマネジメント

アセットマネジメントは、個人の投資家に向けたものであるかのように考えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、アセットマネジメントはあらゆる分野において意識されるべき事柄だと言えます。

特に、水道工事業界とアセットマネジメントは深い関係があります。その理由は、水道が経年と共に老朽化が進んでしまうからです。現代社会において運用されている水道管のうち、多くの割合を占めているのが、高度経済成長期に埋設された水道管です。1970年代初頭までの高度経済成長期に設置された水道管の中には設置から50年以上が経過しているものが多くなっています。しかし、水道管の法律上の耐用年数は40年と定められており、日本全国に埋設されている水道管のうち多数が耐用年数を経過してしまったもので占められているのが現状です。法定の耐用年数が過ぎると即座に使えなくなってしまうわけではありませんが、40年を経過した水道管には耐久性における問題が生じ始めてしまうケースが少なくありません。

そこで活躍するのが、老朽化した水道管の補修や交換工事を行う水道工事業者です。水道を保有する各自治体がアセットマネジメントを正しく行い、水道という資産の価値を維持して適切に運用していくためには、水道工事業者によるさまざまな施工が必要不可欠になります。

資産管理の推進

日々の生活を正常に送っていくためには、大量の清潔な水が必要となります。日本において人間1人が1日に消費する水の量は200リットルに及ぶと言われており、飲料水だけでなく洗濯や入浴、トイレなど、さまざまな用途に水を使うためには上水道が欠かせません。上水道が敷設される前の日本では、井戸水や川の水などを原因とした感染症などが発生するケースがありましたが、上水道の普及によってそのリスクを未然に防げるようになりました。また、限りある資源である水を循環させ、適切に使い続けられるよう環境を守っていくためには下水道の存在も不可欠です。下水道から浄水場へ水を運び、水を清潔な状態に戻してから自然に還していくことによって、日本の豊かな水資源が守られています。

上下水道網が全国各地にくまなく張り巡らされ、適切に運用されている現状は、国全体や各自治体にとっての大きな資産だと言えるでしょう。そんな資産の価値を保ち、今後も良好な状態で運用していくことができるようにしていくためには、資産管理を推進させていかなければなりません。アセットマネジメントの観点を持った水道の管理は、水道工事業者が深く携わっていくべき重要事項となっています。

中長期的な視点での水道管更新

全国の自治体において老朽化した水道への対策が進められていない現状には、自治体ごとにさまざまな理由が存在しています。その中には予算不足であることが理由として挙げられることもありますが、現状水道を問題なく利用できていることを理由に、施工の必要性が低く見積もられているケースも少なくありません。

しかし、このまま長年にわたって水道管が使用されていけば、遠くない将来において水道管に限界が来ると考えられます。近視眼的に水道管の更新を後送りにするのではなく、中長期的な視点を持ち、水道管を資産として捉えた上で、その資産の価値を最大化し、維持していくアセットマネジメントが必要です。

特に日本は世界でも有数の災害大国であり、各地で頻発する地震にも備えた水道設備を形成していかなければなりません。水道管の耐震化などを含め、水道管の適切な運用に向けて、水道工事業者はアセットマネジメントの視点を持ちながら、常に万全の施工を提供できるよう備えていくことが大切です。

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水道管を対象としたさまざまな施工を進めていく際には、地下に埋設された水道管の位置・状態・寸法・素材などを適切に把握できるよう、正確な図面の存在が欠かせません。

水道工事における図面の作成を強力にサポートするCADとして弊社がリリースしているのが、水道工事専用CADシステム「水匠NX」です。水匠NXは汎用の二次元CADとは異なり、三次元環境での図面作成を得意としており、簡単な操作で作成した平面図からワンタッチで立面図を展開することができます。水道工事に関する深い知識がなくても数値の入力などを行うだけで図面を作成できるため、知識が浅い方などでも図面作成を担当することが可能です。

また、水道工事はインフラに関わる施工であるため、複雑な申請業務を数多く行わなければならないのが特徴です。各種申請に必要な書類等についても作成可能ですので、水匠NXの導入をぜひご検討ください。
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