水匠NXコラム
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配管工の必須知識!給水管と給湯管の違いを知っておこう

配管工の必須知識!給水管と給湯管の違いを知っておこう
水道工事は水をはじめ、さまざまな液体の通り道となる配管を扱う施工を手掛けていきます。一口に水道管といってもその種類は数多く存在しており、配管工として働いていくためには材質、用途などを幅広く把握しておかなければなりません。

多種多様な配管の中でも、扱うケースが多いのが給水管と給湯管です。給水管と給湯管は、どちらも水を通す管であり、温度が違うだけであまり違いがないと思われてしまいがちです。しかし、実際には給水管と給湯管は、役割だけでなく機能面についても大きく異なります。一流の配管工として活躍していくためには、給水管と給湯管の違いを正確に把握しておくことが必須だと言えるでしょう。

この記事では配管工の必須知識として、給水管と給湯管のさまざまな違いについて、詳しくご紹介いたします。

配管として使用される給水管とは

まず、給水管についての概要を見ていきましょう。配管のうち給水管は、住宅などの建物内部に清潔な水の供給を行うための配管を指しています。現代社会において用いられている水道網は、まず浄水場で浄化された水が水道本管(配水管)を通り、そこから給水管へ分岐することで、蛇口への水の供給が行われているのが特徴です。水道本管は道路の下など地中に埋設されていて、街中のいたるところに網目のように張り巡らされています。

そんな水道本管から水を引き込むための役割を担っているのが給水管であり、給水管が適切に設置されていなければ、私たちは水を利用することができません。水道本管から給水管、蛇口や器具までの範囲が給水装置と呼ばれ、給水装置に関する維持管理は自治体ではなく所有者によって行われます。戸建て住宅とマンションなどの集合住宅では給水管の仕組みが少し異なりますが、基本的な役割については変わりありません。

配管として使用される給湯管とは

配管のうち給湯管とは、ガス給湯器やエコキュートなどの電気温水器からお湯が出る蛇口までをつなぐ水道管を指したものです。常温の水が流れる給水管と比べ、お湯が流れる管であることから高い耐熱性を備えていなければなりません。使用される素材の種類や一度に流れるお湯の量にもよりますが、給湯管は最高で90℃前後の温度にまで耐えられるように設計されている場合が多いです。高温に耐性のある銅管や耐熱塩ビ管などが使用される場合が多く、役割が近いように見えても、求められる性能は大きく異なるのが特徴です。

配管工事における給水管と給湯管の特徴

配管工事における給水管と給湯管の特徴について、詳しく見てみましょう。給水管に関する工事として挙げられるのが、給水管引込工事です。この工事では道路の下に埋設されている水道本管から分岐させる形で給水管を接続し、住宅の敷地内に引き込んでいきます。給水管引込工事は建物の新築時に行われることが多く、水道の利用を開始するために欠かせません。

また、建物内に蛇口を増設する際にも給水管引込工事が行われる場合があり、重要なインフラである水道本管に接続する施工であることから、認可を受けている業者にしか行うことができません。給水管引込工事の分岐には、弁付割T字管、T字管、サドル付分水栓、チーズなどが用いられ、水道使用量を計測する水道メーターの設置も行われます。

一方の給湯管の工事は、給湯設備の形式によって施工内容が変わってきます。局所給湯方式と呼ばれる形式は一度に消費されるお湯の量が少ない住宅で用いられることが多く、お湯を使用する場所に加熱装置を設置して給湯を行うのが特徴です。中央給湯方式と呼ばれる形式では、加熱装置に給湯管を接続し、お湯が使用される蛇口などに給湯管を介してお湯を運んでいきます。こちらはホテルや病院など、一度に使用されるお湯の量が多くなりやすい建物に用いられるケースが多いのが特徴です。それぞれの性質上、局所給湯方式に比べ、中央給湯方式の方がより大規模な給湯管の設置が必要になります。

配管工が理解しておきたい給水管と給湯管の注意点

給水管と給湯管は内部に液体を通すための管であり、破損や漏水に十分注意しなければなりません。仮にこれらのトラブルが起きてしまうと、水やお湯の供給に問題が生じてしまうでしょう。給水管の場合、地面に埋設される関係上、地震などを原因とする地層のズレに伴い、水道管に歪みが生じ、漏水などが発生してしまうケースがあります。大規模な地震に完璧に備えることは不可能ですが、日本は地震大国であることから対策も進められており、地層のズレなどに沿い柔軟に変形することで、破損を防ぐ素材なども登場しています。

一方で、給湯管は内部を熱いお湯が通ることから、耐熱性の高い銅管が使用されていることが多いのが特徴です。銅管は耐熱性だけでなく耐食性・加工性などに優れていますが、設置から20年以上が経過した管には経年劣化によって、ピンホールという穴が開いてしまうことがあります。潰食と呼ばれる現象によって生まれるピンホールは漏水の原因となってしまうため、漏水してしまった管に対する交換工事を行わなければならないケースも少なくありません。

使用される管やさまざまな現場ごとの特徴を正しく理解し、柔軟に対応できるスキルを身につけていきましょう。

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