設備屋で独立するための基礎知識!メリットや必要な資格とは?

設備屋は、水道や空調、電気やガスといった現代社会に欠かせないさまざまなインフラを支えている業種の総称です。各種設備の構造や施工に精通し、配管や諸設備に関する施工やメンテナンスなどの業務を幅広く手掛けています。極めて高い専門性の求められる仕事であり、設備屋の存在がなければ現代社会は回らなくなってしまいます。
そんな設備屋として働いていく中で、1つの目標となるのが独立です。この記事では設備屋として働いてる方や、これから働くことを検討している方に向けて、設備屋として独立を目指していく上で知っておきたい知識ついてご紹介いたします。
設備屋は独立できる?
設備屋は、働いていく上で独立を視野に入れやすい職業だと言えます。設備屋と一口に言っても、その業務内容は水道・電気・ガス・空調とさまざまですが、いずれの業種についても人々の暮らしと密接に関わるものであり、安定した需要が期待できます。そのため、人々の暮らしや社会の中で設備屋の需要がなくなることはないといえるでしょう。
メンテナンスなどを含めると数限りない施工件数が発生するため、独立して新規参入する余地が十分にあるでしょう。業種ごとの業界の情勢や地域ごとの環境などに左右されることもありますが、設備屋として働く際には、1つの目標として独立を目指すことが可能です。
設備屋として独立するメリット・デメリット
設備屋として独立する際には、メリットとデメリットを事前に知っておきましょう。
メリットとしては、働き方の自由が利きやすいという点が挙げられます。企業に雇われる形で働く場合、仕事量や働き方のペースを自分で調整することは難しいです。企業に属しているとなかなか時間の融通が利かず、家族との時間を取れなかったり、自分がスキルを高める時間を取れなかったりと、働き方で悩んでしまうこともあります。設備屋として独立することで、プライベートを大切にしたり、スキルアップを目指したりと、働き方をコントロールしやすくなるのがメリットです。
また、独立して成功すれば、雇われて働いている時に比べて高い収入を目指せることも特徴です。他にも、年齢を問わず働くこともできるため、独立は自分の可能性を大きく広げてくれる選択肢だと言えるでしょう。
一方でデメリットとして、独立する場合には施工にかかわる作業だけでなく、事務作業などを含めた多くの仕事を自力で行わなければいけない点が挙げられます。ただ施工技術を高めるだけでなく、タスクが増えることを負担に感じる場面もあるかもしれません。加えて、業界内で受注を獲得するためには営業スキルを高めながら、対応できる施工の幅を広げていく必要もあります。
業績を安定させていくためには多方面での自己研鑽が必要となるため、雇用されている場合とは異なる大変さを感じることもあるでしょう。
設備屋の独立に必要な資格
設備屋として独立するためには、開業するために必要な許可や資格などを取得しなければなりません。手続き面では、個人事業主として独立する場合、開廃業等届出書・青色申告承認申請書や所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書を所轄の税務署に提出する必要があります。
加えて、事業所所在地の都道府県税事務所へ個人事業開始申告書を提出することで、基本的な手続きは完了です。資格については、業種や手掛けていく施工の内容によって異なります。
例えば水道工事の場合は、給水装置工事主任技術者や下水道排水設備工事責任技術者、管工事施工管理技士、建設業許可などの資格が必要になってくるでしょう。また、電気工事の場合には、国家資格である第2種電気工事士の資格を取得しなければなりません。さらに、免状交付後に3年以上の実務経験を積むことも必要条件とされており、多くの条件を満たさなければ、独立開業の許可を得ることはできません。
設備屋にとって資格は、技術と知識の客観的な証明であり、顧客にアピールするための大きな強みになります。安定して活動できる設備屋を目指すためには、独立することを見越して計画的に資格取得を目指していきましょう。
設備屋が独立する際に注意したいこと
設備屋として独立すると、企業に所属していた時とは異なり、自分で仕事を獲得しなければいけません。どこの土地で独立するとしても、ほとんどのケースにおいてその地域では他の業者が既に活動しているため、新規参入時には新たにシェアを獲得するための工夫をしていかなければなりません。例えば、独立前に所属していた会社と協力会社などの関係を結び、共同工事などを通じて実績を増やしていくのも1つの手です。
また、所属していた会社だけでなく、独立を目指す場合には業界内や関連する業種の中で、頼れる人脈を形成しておくことも非常に重要だと言えるでしょう。
新規顧客の獲得のために、どのように自社をアピールしていくかなども考えなければなりません。例えば、自社のホームページを作り、興味を持ってくれた方に得意としている施工の情報が伝わりやすいようにするなど、手間を惜しまず自社を知ってもらう工夫をしていくことが非常に大切です。
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設備屋として独立して活動していく上で、時間を取られて業務を圧迫される原因となりやすいのが事務作業です。特に設備屋の中でも水道工事は平面図、立面図をはじめとする複数の図面を作成しなければならないことに加え、各種申請業務も複雑であり、事務作業の負担が大きくなりがちです。水道工事業界における独立を目指していくのであれば、事務作業の効率化にも考えを巡らせておかなければなりません。
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