水道工事で開業する際に有利な資格を解説!

水道工事業界で働く際に、1つの大きな目標となるのが独立開業です。開業することで自分のスタイルで自由に働くことができるのに加えて、より多くの収入を目指すことも可能になるでしょう。しかし、水道工事業界には多くの同業他社がいるため、その中で多くの受注を獲得することは簡単ではありません。
そこで重要なポイントとなるのが、資格です。資格を取得することで、自社の信頼性を高めつつ、手掛けられる施工の幅を広げることができるでしょう。
そこで今回は、水道工事の開業に際して役立つさまざまな資格について、ご紹介させていただきます。
水道工事で開業する際に有利な資格①土木工事施工管理技士
水道工事において独立開業を目指す際には、土木工事施工管理技士の取得を視野に入れましょう。
水道工事では給水管や排水管などの水道管に関する施工を行っており、これらの水道管は道路の下などの地中に埋設されているケースが多くあります。そのため、水道工事ではさまざまな現場において、地面の掘削などの土木工事が伴われるのが特徴です。
そのような性質があるため、水道工事の現場で役立つ資格として、土木工事施工管理技士が挙げられます。土木工事施工管理技士は、一定規模の営業所や建設現場において必要とされる国家資格であり、有資格者は土木工事の現場において、安全面や進捗を管理していくための役割を担います。
この資格には1級と2級の等級が設けられており、どの等級を取得したとしても、水道工事業者として活動の幅を大きく広げられるでしょう。取得難易度が比較的高い資格であるため、基本的には2級から順に取得を目指していきましょう。
水道工事で開業する際に有利な資格②排水設備工事責任技術者
水道工事では給水管と排水管の両方に関する施工が行われますが、それぞれ異なる技術と知識が求められます。
中でも排水設備に関する施工を行うための資格として挙げられるのが、排水設備工事責任技術者です。この資格があれば、下水を処理するために用いられる配水装置に関する工事の計画から施工、メンテナンスまで、一連の施工を手掛けることが可能になります。
この資格がなければ、自治体から下水道排水設備指定工事店として認定を受けることができません。そのため、受注できる施工の幅が狭まってしまうでしょう。
また、水道工事業者として安定した件数の受注を得ていくために排水だけでなく給水に関する資格も取得すると、より多くの依頼を受けられることにつながります。
水道工事で開業する際に有利な資格③給水装置工事主任技術者
開業の際に、排水設備工事責任技術者とあわせて取得しておくと、より有利になるのが「給水装置工事主任技術者」の資格です。
排水管が生活排水や汚水などの通り道であるのに対し、給水管は飲料水や生活用水など清潔な水を供給するための通り道です。給水管を含めた給水装置に関する設置や撤去、変更といった各種施工を行う現場では、給水装置工事主任技術者の保有者がいなければなりません。給水装置は、現代社会を支えるインフラの1つである水道網の要であり、この資格を取得して給水装置に関する現場で責任者を担えるようになれば、活躍の場が大きく広がるでしょう。
給水装置工事主任技術者の資格は国家資格であり、合格率は平均して30%台とされています。また、受験には3年以上の実務経験が必要なため、比較的ハードルの高い資格といえるでしょう。
排水設備工事と同じく、この資格がなければ多くの給水装置工事の発注元となる自治体から、施工に関する認可を受けることができません。このことは水道法において明確に定められているため、水道工事業者として開業を目指す際には、大前提として取得することが重要です。
現場における工程や品質、安全の管理だけでなく、竣工検査や水道に関する各種検査の立ち会いなどにも関わる資格のため、取得することで活躍の幅が大幅に広がるでしょう。
水道工事で開業する際に有利な資格④管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、管工事に関するさまざまな施工管理を行うために設けられている国家資格です。水道管だけでなく、ガス管や空調用の管などに関する資格としても役立っており、配管工事に関するエキスパートとして活躍するために必要です。
有資格者の具体的な業務内容として、施工計画の作成から、現場において行われる工程や品質、安全面の管理などが挙げられます。1級と2級の等級があり、1級が上位の資格として位置付けられています。
この資格を取得するためには、筆記による第一次検定に加えて、実地試験となる第二次検定に合格しなければならず、豊富な知識と高い技術を身に付けていなければなりません。
現代社会において配管が用いられている分野は多岐にわたることから、管工事施工管理技士が建設現場などで担う役割は非常に大きなものと言えます。国家資格でもあることから、資格の取得難易度は比較的高く、十分な対策をした上で取得を目指す必要があるでしょう。
また、受験するためには年齢や実務経験の年数などが条件として設定されているため、資格の取得を目指す際には細かな条件面についても詳しく確認して試験に臨みましょう。
水道工事の事務業務をサポートする「水匠NX」を導入してみませんか?
水道工事業者として活動していく際には、施工に用いられる平面図や立面図といった図面を作成する場面が多くあります。それだけでなく、各種施工の申請において求められる図面の種類や数も多いため、図面作成は水道工事の事務作業における大きなネックとなるでしょう。
そのような手間が必要な作業を行う際に役立つのが、給排水申請CADシステム「水匠NX」です。水匠NXは、水道工事の図面作成をはじめ、さまざまな事務作業を強力にサポートする性能を備えています。
AIを搭載したCADシステムであり、幅広い作業をAIがサポートしてくれます。例えば、建築図面を読み込んでエリアを指定することでAIが建築図の壁・建具を認識し、給排水申請用の単線建築図に自動で変換することが可能です。
各種申請書類の作成についても、多岐にわたるサポート機能が用意されており、手作業に比べてスムーズに作業を進めることができるでしょう。
また、Officeソフトの感覚で操作できるため、PC操作に不安ある方も安心してすぐに運用していただけます。水匠NXについて、導入を検討している際には、ぜひ弊社へ商品詳細についてお気軽にお問い合わせください。
#水道工事 #開業 #資格
