営業活動にkintoneが欠かせない理由は？何ができる？

営業活動を効率的に進めるうえでは、営業管理システムの活用がポイントになってきます。営業管理システムはさまざまありますが、kintoneでも営業管理は可能です。この記事ではkintoneを営業活動に取り入れるメリットやデメリットを紹介します。

kintoneには次のような営業管理機能が搭載されています。

● 顧客管理
● 案件管理
● ファイル管理
● セミナー管理
● 日報作成
● グラフ作成

これら搭載された機能を活用することで、営業活動をより効率的に進められるでしょう。

顧客情報管理では、キーワードや条件で絞り込むことで必要な顧客情報を確認できます。これまで顧客にどのようなアプローチをしてきたか、案件がどのくらい進捗しているかなどが一目で把握できるため、担当者が変更になった際の引き継ぎもスムーズに行なえます。

案件情報管理は案件の商談がどのように行なわれているかを確認する機能です。案件情報管理を活用することで、チームのメンバーはリアルタイムで案件の進捗や状況を把握できます。従来はメールで情報共有するのが一般的でしたが、それではタイムラグや確認漏れが発生してしまいます。kintoneの案件情報管理を活用することで、このような情報共有にまつわるトラブルを防止可能です。

ファイル管理では作成したドキュメントをチームで共有できます。共有できるドキュメントとして次のようなものが挙げられます。

● 提案書
● 競合についての資料
● 製品資料

ファイル管理では資料をカテゴリに応じて管理したり、資料について質疑応答をしたりといったことも可能です。

自社で開催したセミナーの参加者について管理できるのが、セミナー管理機能です。セミナー管理ではセミナー参加者の申し込み情報やどのように対応したかなどが一元管理できます。参加者情報と対応情報がひとつのページで管理できるため、従来よりも業務負担の軽減が期待できるでしょう。

日報や報告書の作成・提出もkintoneで可能です。スマートフォンでも利用できるため、外出先にいる従業員が、日報、報告書作成、提出のために帰社する必要はありません。また、フォーマットが統一されているため管理する側にもメリットがあります。

kintoneには登録されたデータをグラフ化する機能も付属しています。グラフ作成では横棒グラフ、縦棒グラフなどの各種グラフ以外にクロス集計も可能です。そのため、資料作成をスムーズに行なえるでしょう。また、これまでに蓄積しているデータを一覧で表示することもできます。

kintoneにはいくつもの営業管理機能が搭載されているため、機能を上手に活用することで営業活動にメリットをもたらします。営業活動にメリットが生まれることは、結果として事業の売上拡大にもつながるでしょう。

従来の営業では顧客情報や顧客ごとの案件進捗は、それぞれの担当者だけが把握しているといったように、属人化してしまうケースがありました。属人化は、担当者の退社によって情報やノウハウが引き継がれないというリスクにつながりかねません。一方、kintoneであれば、顧客や案件の情報は社内で共有されるため属人化を解消できます。また蓄積された情報は新人の教育にも活用可能です。

kintoneによって案件や顧客情報が一元管理されることで、それまで個々の担当者に依存していた顧客対応を把握できるようになります。これにより、対応の遅れや対応漏れを未然に防ぎ営業機会の損失を減らせます。

kintoneによって営業の見える化が図れます。営業の見える化が実現されたことで、営業活動においてどこがボトルネックになっているかが把握できるようになるでしょう。ボトルネックに対して対策を行なうことで、営業の効率化につながります。

kintoneは営業にさまざまなメリットをもたらす一方、次のようなデメリットもあります。

● ストレージ容量が少ない
● 外部システムやアプリとの連携に知識が求められる

kintoneの導入はこれらのデメリットも踏まえたうえで検討しましょう。

kintoneはストレージの容量が少なく、1ユーザーにつき5GBです。そのため営業資料やカタログなどをアップロードしていると、すぐ容量が不足する可能性があります。

kintoneは外部システムやアプリと連携できるため、自社に応じたカスタマイズが可能です。しかし、データを連携させるには専門性が求められるため、システム担当者がいない場合は、kintoneをスムーズに運用できないかもしれません。

kintoneを営業活動に取り入れることで、ボトルネックや属人化の解消が期待できます。kintone対応のSFA「NICE営業物語 on kintone」は顧客情報を軸に営業報告、クレーム管理、商談の鍵となるキーマン情報の管理などが可能です。kintone対応のSFA「NICE営業物語 on kintone」を活用して、より効率的な営業活動につなげましょう。